なりすまし垢の主のくしゃみが止まらなくなりますように、
メルカリで関連ない検索ワード列挙する奴の鼻水が止まらなくなりますように、
転売ヤーが夜中鼻詰まりで生命の危機感じて眠れなくなりますように、
そう願うレベルで花粉症が極まっている。
アレグラ飲んだ直後にぐえっふんずずーっ、は解せぬ。
「日本マンガ全史 『鳥獣戯画』から『鬼滅の刃』まで」(澤村修治/平凡社新書)読んだ。
鳥獣戯画(鳥獣人物戯画)、北斎からの明治ポンチ絵、風刺絵、コマまんが、そしてマンガへ。日本を伝える→風刺画となったのが面白い。
1コマの風刺画から段段コマ有り、ストーリー漫画へ。
キャラクタービジネスは大正には既にあった、というのがびつくり。
びつくりといえば、昔は少年と青年の差があってんなぁ。
子供向け雑誌から進化した少年漫画、劇画から進化した青年漫画。
今だと漫画家がキャリアを重ねる中で少年漫画→青年漫画とステージを移していく感じだが。
原作・作画を分けるのは最近のトレンドかと思ったけど、昔から確立された手法らしい。
今だと原作者がネームまで上げるんだっけ。ジャンプの原作者コンテストで見た。
当時はどうだったんだろ。
少女漫画は描き手も若い。
キャリア長い方多いよなーってのはそれもあるんだろうな。若い頃からずっと描き続けていたら自ずとキャリアも長くなる。
中には結婚等でお休みしたり、そのまま・・・って方もいらっしゃるんだろう。
(この本読んでる時にググった中に、お休みしてそのまま世の中が求めているものがわからなくなった・・・という方をお見掛けした。
それはそれで需要ありそうだが、難しいんだろうなぁ)
・・・と読み進めていくうちに「あれもあった」「これもあった」「あの人は・・・ってこっちが紹介されてるのか」と懐かしくなった。
「ウィングス」ないん残念、と思ったら”少女漫画”として少し登場していた。
高河ゆんは出てきたんだっけか、ただ1990年前後のあの界隈、同人については特に触れられていなかったような。
影響受けた漫画家少なくないのでは?と思って。
今って男性向け/女性向けというのが曖昧になってきている、というか越境してる気がするが、そこんとこはどうなんだろう。
その走りが「ウィングス」だったような気がして。
そもそもがSF誌なんだっけか、自分がウィングス本誌・・・は滅多に見られなかったがコミックスをせっせと読んでた頃に「少年漫画の人には少女漫画、少女漫画の人には少年漫画って言われてる」という話を聞いた。
そういうのが面白かった。
あくまでも個人的感想なんだけど。
昔の漫画、めっちゃ読みたくなった。
京都のマンガ博物館に行けば読めるだろうか。
電子化して、明治~昭和の漫画も読めるようになればよいな。サブスクだと有難いが、それは望みすぎか。
取り急ぎ外薗昌也の「エンヴリオン」読みたい・・・脱線した。
因みに藤子不二雄が原稿落とした話をちょいちょい見るが、その時の編集長の”晩年の門下生の一人”が著者である。
昭和の漫画が盛り上がって来た時代に現場にいらした方である。
なのでその当時の話はアツく書かれている。
これが面白い。
其れだけで列伝、血風録が1冊以上出来そうだし、読んでみたい。