オカン作マスクしてたら「作ったん?」とめっちゃ聞かれる。
何故。
- 作者:田辺 青蛙
- 発売日: 2021/02/27
- メディア: 文庫
大阪縛りというだけで実際に書かれている話はバラエティ豊かである。
大阪の裏じゃないけど知られざる歴史、みたいな。
テレビ大阪の「OSAKA LOVER」的だけどあれでは絶対やらへん感じの。
過去の事件・出来事がまだ息づいてるよ・・・という。
語る人の口調がおもろいのは気のせいか、田辺さんの人柄かそういう作戦か。
「ヒガウマウ」みたいに沖縄の怪談ぽいのもありますな。
小学生に読んで聞かせたら非常に反応ありそう、こういう話好きやろなーってのもあった。
怪異自体も怖いが人間がそれ以上に怖いで+意図やらなんやらわけわからんから怖い、もある。
(ラーメンの話読んだ直後にお昼ご飯でラーメン食べたわ・・・自分で作ったし味噌ラーメンやから大丈夫、って言い聞かせながら)
兎に角幅広い。
梅田とか知ってるとこは知らんとことまた違う怖さというか不気味さがある。
「アリバイ横丁の幽霊」ってガチ梅田ダンジョンじゃないか。ただでさえ迷うというのに。
幽霊は迷わないんだろうか。強く残った時間のままなんだろうか。
「ごて地蔵」、「ごてる」って言われてお地蔵さん気ィ悪くしてはらへんかったらよいが・・・。
お地蔵さんの場所はちょっと解らない。
大阪駅の”手を引っ張って助けてくれる幽霊”から見て福知山線の事故ってどんなお気持ちだったのだろう、と違う方向に辛くなった。
京橋とか大阪環状線のは怖いな。風情あるもん。。。
民博の近所の病院だと、ちょっとファンキーだったり。実際遭遇したらめっちゃ怖いけど妙に納得しそう。
「惚れ薬」はええ話。黒焼きにはそういう効能もあるのか。
効果があるだけの気力がまだあったという事かな。
どうでもいいニュース:
怪談会の後にちょっと良い事がある、とはまじか。ほんまか。