社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

昨日は寒すぎて固まってるうちに終わってしまった。
やばい。

「あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続」(宮部みゆき/角川文庫)読んだ。

以下ちょいとネタバレあり。

富次郎の参加割合が増してきた。
「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」の後、語られた話を富次郎が描く。
描く事で”祓う”のである。
ヘヴィな話も多い(殆どそうやんな)、なので絵にしてしまう事で聞き手の心にも優しくなるようだ。
その絵は「あやかし草紙」と名付けられた箱にしまわれる。
百物語のルールもアップデートされている。

そして聞き手も交代、無事富次郎に引き継がれた。
聞き出す以上に、語られる話に寄っていってしまうのは三島屋の百物語の聞き手としてどうなんだろう?と気がかりだが、話し手の気持ちを良い方に変えられるかもしれないし、「人ってのはね、昔の出来事をよく学んでおかないと、同じ過ちを繰り返してしまうんだからね」(P.358)と言う人だから大丈夫だと思う。
絵でも何でも、次の人に活かしていく事が出来るだろう。
おちかが嫁ぐのは読む前から知っていた(表紙、事始のおちかが伍之続では花嫁さんになってるし)が、ただ好き合って嫁いで一緒に生きていきましょう、ではなかった。
勘一は何を見た・・・見てしまったんだろうね。
もしかしたらおちかが居る事で、見たものが変わるのかもしれないな。
お勝さんは二人の縁を見ているが、勘一のこの件まで見ているのだろうか。
また何処かで三島屋にも百物語にも関与してくるのかもしれない。
いい関わり方だといいな。

事始の謎の男、祝言の日に出てくるやろなー、と思ったら意外な。
お勝さん居るから大丈夫やんね。
お勝さんと言えば祓う力はあっても、”聞き手の心の支え”として控えてはると思ってた。
闘ってはってんな。しかも神。