社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

琉球奇譚 ベーベークーの呪い

中島みゆきの「宙船」、聴いた。
凄いな
上手さ、パワーは勿論なんですけど。
Aメロがラジオから流れてきて「長瀬、声若いなー。今聴くと」と思ったら!

琉球奇譚 ベーベークーの呪い」(小原猛/竹書房怪談文庫)読んだ。
今回も怖いので書影無しです。
「怪談総選挙2019」で読んだのがこの表題作である。
魔除けとする筈のベーベークーという貝で呪いかけようとした人の話。
どこまでほんとなのかは解らないが、この話をされた方の所で怪異が起こってるのだけは事実のようである。
ベーベークーも厭だっただろうな、と思う。
この話、前半のフツの話に繋がってるんだろうか、と思った。
本土から来た活動家にフツを飛ばす話、この活動家が?と思ったんだが、違った。
そもそもこの人だったら呪いとか信じなさそうである。だから嫌がらせをしても他人を呪ったりはしない。
沖縄の方が敬意を払って丁重に扱っていたお骨を粗末に扱うような人だし。
放っておいても罰が当たりそうなもんだが。

もしかしたら今はみんながSNSでフツ飛ばし合ってるのかもしんねえなあ。
ただ悪口言うだけじゃなくて念を込めてしまっているような感じが。。。

その他「死者が踊る」等、比較的マイルドな感じの話が収録されている。
大事なのは気持ちなんだよなぁ。
寄せ過ぎてもいかんのだろうけど。