「ゴーストハント3 乙女ノ祈り」(小野不由美/角川文庫)読んだ。

- 作者:小野 不由美
- 発売日: 2020/09/24
- メディア: 文庫
狐憑き、幽霊、ポルターガイスト、座ると事故に見舞われる席・・・”学校の怪談”的な怪異てんこ盛りである。
だが祓えないし真砂子には見えないし感じない。
めっちゃやばいんちゃうん!
・・・と思ったがその代わりに麻衣が大活躍である。
冴えまくっている。
SPRの仕事したり色んな霊能力者・エクソシストetc.に関わるうちに目覚めてきたんだろうか・・・?
実はこの高校の運営(?)がオカルティな団体で、色々怪異起こしまくって何某かのパワー集めて巨大な呪詛装置にしちまうぜ!
てなオチだと思っていた。
流石にそれはなかった。
もうちょっと切ない感じ。
乙女って、そうきたか。
その当時に救いがあれば、振り回すのではなく良い方向に活かす事が出来ていれば。
或る意味”成仏”させる事が出来ていれば。。。
怪異を払ってハイすっきり!と解決する訳ではない。
怪異を祓って終わる話ではない、その根本を解決する必要があるからだ。
この人、後後また出てくるんかな?
ところでこの作品の最初のタイトルが「悪霊がいっぱいで眠れない」、めっちゃ言い得て妙。
どうでもいいニュース:
麻衣、出席日数大丈夫なんだろーか。