社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

祟られ屋・黒染十字 その呪い、引き受けます

オフィのサーチ&RT・ふぁぼは悪評避けなのかもしれない。書きづらなるし。

「祟られ屋・黒染十字 その呪い、引き受けます」(敷島シキ/角川ホラー文庫)読んだ。

カウンセラー白崎、クライアントから呪われてさあ大変、紹介されて”祟られ屋”黒染十字の元へ。
で、その呪いに大変興味持った黒染は早速祟られに・・・おや?

面白くない訳ではない。
DIYなお祓い道具とか。
ポイントが押さえてあったら、手作りでいけるもんである。
用意してきたモノだけじゃなく、その場にあるモノでピンチ切り抜ける!とかあるかと思ってた。(あったかもしれないが)
九字アレンジしてるとこ、大丈夫なんだろうか。
簡単なんだけど、それ故に安易にやると拙い場合がある、と昔聞いたが。あれはナニカの設定だったんだろうか・・・ってこの話と関係ない。
プロがやってるからいいのか。
カウンセラーがクライアントの話ペラっていいのだろうか、いいんだとしても所所「カウンセラーがその認識でいいのか?」と思っちゃうとこが。
精神疾患はなかなか“治らん”ですよ、「治る/治らない」というより「寛解」じゃないのかな?と
簡単には治らない的な事は書かれているが。
・・・って細かいとこ気にしてどうする。
それを言い出すと
女子高生周りで人死に過ぎィ!
曰く付き物件どっから集めてきとんねん!
探偵の癖に眠り薬打たれ過ぎ!
旧家の人間関係乱れ過ぎ!じじい鬼畜ッ!
・・・って他の作品も楽しめなくなる。
ただ面白い話ってツッコミ所ぶっ飛ばしてぐいぐい読めてしまう。
まだちょっとそこまでは・・・全力でぶっ飛ばして、ぶっちぎってくださってよろしいのに。

というか、”祟られ屋”という程祟られてるのだろうか?
そうなる前に祓っちゃってるような。
それはそれですっきりするけども。
うーむ。
本来は第1章なのをまるまる1巻にしちゃったようなもんなんだろうか。
もうちょっと話が進むと面白いのだろうか。そう考える事にする。

どうでもいいニュース:
祓い屋的な人ってだいたいむすーっとしてないか?
色々見えて“解ってしまう”からか。
たまにはめっちゃ愛想良くて社交的な「何でアンタ祓い屋してんの?」な人おらへんのかな。
「来る」の柴田理恵か。愛想は良かったのか、どうなのか。