社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

四ツ山鬼談

昨日は色々予定がありそうであまり無く、歯医者行くだけだった。
行き帰りに桜を楽しむ。白い木蓮も綺麗。
歩道橋から身を乗り出して観たり写真撮ったりしてる人達があって何だろう?と思って自分も観てみたら、1本で濃淡のある桜だった。
最初は染井吉野と山桜が隣り合って1本に見えるんだろうと思ったのだが、同じ枝の花の塊の中に濃淡があった。
今迄歯医者の行き帰りに通ってたのに、全然気が付かなかった。
残念ながら、歯医者では見えず。診察台の前は壁だった。

「四ツ山鬼談」(嗣人/竹書房)読んだ。

著者の故郷である熊本県荒尾市に纏わる怪異。
隣の市にある三池炭鉱に関連する話も多い、というか大半がそうかもしれない。
1つ1つの話が長めである。
怪談本によっては、1つの怪異について幾つかの話に分けてはる事もあるけど、此処に書かれている話は分ける事が出来ないんだろうと思う。
何となく全体的に不穏な感じがする。
恐ろしくて哀しくて、読む手が進まない。
怪談の枠を超えたような、荒尾市や三池炭鉱の歴史を描いたような、そんな作品集なのかな、と。
少なくとも最近流行ってるような実話怪談やホラーみたいなのを想像してると全然違う、もっと重厚というか軽い気持ちで読めないというか、怪談スキー以外の人にも読まれて欲しい。
竹書房、振り幅広いなまじで)
ひたひた迫るような怖さがあるから、怖いの駄目な人はちょっとしんどいかもしれないけど。
今迄も、此れからも(暫くなのかもっともっとなのか)炭鉱や炭鉱で働いておられた方の想いと共に生きていく街なんだろうかと思った。

相変わらず広告が酷い

Web広告に関しては今迄にもたっくさん愚痴書いてるし(これとかこれとか)SNSにも零しまくってるけども、年年酷くなってるように思われる。

こないだ光舟のYouTube生配信観ようとしたら、先ず最初に広告2つ見る事になった。
そして30分位観たらまた広告1つか2つ見る事になった。
コメント欄から質問してたんだが、広告流れてる間に教えてくださってたらどうしてくれるんだ。
そしてニュース記事観ようとしたら「広告観たら読めるようになるよ」、此れは仕方が無いんだとして。
mixiでマイミクさんのプロフ確認しようとした時に「広告観たら〜」って出てくるとは思わなかった。
まだmixiニュースの方なら仕方ないと思えるんだが、プロフで出るの?そんなにmixi金無いん?
こないだradikoタイムフリーで聴いてたら広告?流れてきた時は流石にびつくりした。
radiko課金してんねんで。

無課金が悪いんだよね、仕方無いんだよね。
でもさ。

何で音楽系動画しか観いひんのにマッチングアプリ広告ばっかりやねん!
マッチングアプリ以外が出たと思ったらうぞうぞ気持ち悪いホラーグロ広告、ああいうのってWeb記事に載せる時だって一応配慮せえへんか?いきなり出さへんやろ?
厭ンなるほど某マッチングアプリ流れる、柳葉魚あんたらそんなとこで曲使われるようなバンドやったんか(以下自主規制)
そんなに出会い求めてるとお思いで?ま・っ・た・く求めてないぞ。
スマホでブログ・ニュース見たらテムばっかりやねん、どんだけ出るねん。
ネット通販ならヨドバシとか楽天とか他にあるやろ・・・ってPCなら出てくる、はてなブックマークアプリからニュースサイト見たらだいたいテムって、どうよ。うざいよ。パンツいらんよ。
スクロールする度に画面塞がなくていいよ、広告で。
さっき「不適切」って報告したのに何で出るんよ。
一体何の履歴ほじくったら、あんなに的外れな広告出るんだろうね。
あとギターマガジンWebが相変わらず酷い、あれは精査すべきだと思う。
せめて音楽に関係あるような内容にならないのか、あのサイト見る層は投資する金でギター買うんちゃうん。
勝手に出てるなら広告システム側に苦情入れてよいと思う。

広告出すなら出すでサイト側がもうちょっと内容精査して欲しいし、コンテンツ塞いで邪魔するような出し方は止めて欲しい。
無理なんかな・・・何処もお金無いもんね。見る方もお金無いけど。
両端にくそほど出るのは諦めるとしても、見ようとしてるモノが見られないのに広告ばっかりって本末が転倒し過ぎている。
他の媒体ってもうちょっとマシやん。
繰り返しがうざい五月蠅い嫌いなやつばっかりっていうのはあるけど、いきなりグロ映像出さないだろう。
番組観てて「もっと観たかったら広告見ろ」って出ないだろう、番組の合間に出すだろう。
ラジオ番組の途中でいきなり番組とは関係ない広告が音量でかく流れないだろう。
放送塞ぐように広告出さへんやん。
そりゃみんな広告ブロッカー入れるわな。

会津怪談

職場でエレベーターに乗ったが階数ボタンが反応しない。
おかしいな・・・と思ったらガタガタッと揺れた。
地震だからか!
・・・という夢を見た。怖かった。
最近でかい地震が多くて心配、かと言ってあまり地震が無くてもばかでかい地震が起きそうで心配だ、等と考えていたからかもしれない。

会津怪談」(煙鳥、吉田悠軌、斉木京/竹書房怪談文庫)読んだ。

浜通り中通りは好きなアーティストで馴染みがあるが、会津は何方がいらっしゃっただろうか。
・・・って大事な人をうっかりしていた、サンボマスター山口が会津出身。
(脱線するけど、ミチロウさん二本松御出身だったか)
猪苗代湖猪苗代湖ズでお馴染みやんね。
割と容赦ない話も、御三方の文章で程よく丸められているような。
歴史的な出来事が現代にも影響してくる話が結構ある。
「落日」は其れ自体が1編の短編小説のようである。
今でも見守ってはるんやね。

現代は現代で、行動自体は普通だけど其れを山ん中で見かけたら怖いよな・・・って話が。
吉田さんのコラム、安達ヶ原からの姑獲鳥、そしてアクロバティックサラサラへ繋がっていくの、なんかすごいな。
そういえば妖怪に絡む話もある。
こないだ読んだ本にも登場した朱の盆?という話とか。
特に此れ!というのではなく、全体的に面白いって言うと語弊あるけど惹かれる感じだった。

纏めておけばよかった

「コバルトブルー」がバズってる件、個人的にメモ残しておけば良かった。
はてなブックマークの総合に載る迄話題になるとは。
記念スクショ

此の方のコメント鋭い。

THE BACK HORN「コバルトブルー」がリバイバルヒット!パティ・スミスやエリカ・バドゥも反応(動画あり / コメントあり)

「切り抜き動画を各SNSに投稿」バクホンはこういうPRとかマネジメントを細やかにやってる印象がある。バンドの理念と運営がずっとぶれないんだよね。爆発的人気じゃなくても一度ついたファンを逃がさないというか。

2024/04/03 09:39
b.hatena.ne.jp
それな!それですよ!
赤べこ頷きである。

3月にちょいちょい読んでた雑誌等。
・ギターマガジン
「ほぼ原型をとどめない構成」って、テセウスの船ならぬ山内の赤ストラト
もう山内ってベテラン、ベテランまで行かなくても中堅さんじゃないですか、其れでもピックの試行錯誤してはるという。奥が深い。
いっそシンプルな方向に行くのかもなぁ、ピックも曲も。
・・・言うて出てくるのが「KARAKURI」なんだが(好き)。
新譜買ったけど未だ聴けてなくて(おい)ラジオもradikoで敢えて曲を飛ばしているが、楽しみになってきたぞ。
こういう話を延延と語っていて欲しいのですよ!
正しい源の巻き方講座、有難かった。
丁度うちのギターが縦穴タイプだ、何となく適当にやってた。
横山健はフジケンさんとの対談と「楽器屋さんぽ。」が面白かった。
ギターの色つうか柄のセンスすげえな・・・なんだかな・・・。
・rockin'on.comのフジインタビュー
rockinon.com
こういう話を延延と語っていて欲しいのですよ!パート2。
・激刊!山崎
うーん。
面白い人達が出てきたのは禿同なんだが、「ライブハウスで先輩バンドやライブハウスの店長に気を使いながらステージを重ねて少しずつ人気を高めていくなんてことをしなくてもよくなったから」はどうなんだろうな。
バズれない事の妬み嫉みをなんちゃらポストWEBみたいなとこに愚痴って、其れを読んだキタニタツヤに”痛快に滅多刺し”される時代なんだぜ?
SNSやサブスクのお陰で・・・って一層熾烈な事になってるように思える。
どっちがバンドにとって幸せなんだろうか。
一方で「コバルトブルー」みたいな話もあるけども。
ちょっと山崎さんの見解伺ってみたい。
・ROCKIN' ON JAPAN
フジ、本誌には載らないのか・・・ウムウ
THE YELLOW MONKEY載るなら仕方ないよね、でも同じ号に載ってて欲しかった。
他の月みたいにがっつり若手新人!な感じでもないのにな。
過去のROJ表紙等が紹介されていて其の内の一部は読んでいる、そしてYOSHII LOVINSON吉井和哉名義ソロも。
あのピリピリした感じをほんのり覚えているので、今のほのぼのしたインタビューが新鮮というか「良かったなぁ」「ほんと良いバンドだなぁ」としみじみする。
吉井さんの治療の話は読んでいてひゃーっとなった。
「そんなに歌いたいなら、ほんとの生と死を歌わせてやるよ」ってことだ、って今話せる状態で良かった。
有難いな、今回のインタビュー。
新譜は三國さんなのか。楽しみ。
フラッド・アジカン・テナーの対談も良かった。
全体的にゆるっとしてるけど実はそうでもない、解った上で上手く成り立ってるような。
其れがかっこいいというか。
・ガーデンネックレス横浜公式ガイドブック
此の子、ちょうかわいい。

イラストでもめっちゃ可愛いのだ。

「おみや、ミルクハーバーロイヤルミルクティー買えば良かったかな。」と書いてたのは、ロイヤルミルクティー味だと此の子が印刷されてるからなのだった。
アクキーあるんだったら、キューホルダーと共に新しいロッカーの鍵に付けるのになー。
イベントは3月~6月に掛けて行われるようである。
時期毎に違う花が楽しめる。
開催エリアが結構広いので1日で全部回れるんだろうか?と思う。
どうなんだろ。
でも目一杯歩く事になるので、自分みたいな「沢山歩きなさい」な人には有難いかもしれない。
赤レンガ倉庫に行った時、中庭みたいなとこが準備中みたいになってたが、3/29から「FLOWER GARDEN 2024」というイベントの支度だったみたい。
神奈川住まいだったら毎月観に行くと思う。

どうでもいいニュース:
旅行前後Highだった血圧が漸く落ち着きつつある(未だ高めではあるが)

僧の怪談

今日は喉が(比較的に)楽だと思ったら、めっちゃ雨降るやん。。。

「僧の怪談」(川奈まり子竹書房怪談文庫)読んだ。

仏教や仏教者に纏わる怪談を仏教の外側の人が書く、という視点が良い。
語り手の解釈も仏教という観点から行われる。
描写が文学的な一方、親鸞聖人や「累ヶ淵」等の伝承の紹介についてはめっちゃフランクだったりする緩急が面白い。
「私は経験していないから信じない」ではなく「私の外にあることの方が圧倒的に多いのだとわかると肚落ちする、納得がいくことが殆どになる」・・・という話に成程と思った。
信じないなりに考える事は出来るだろうし、そうやって考えよう、理解しようとしながら世界を拡げていく事は大事だろう。
怪異もそうだし、其れ以外もきっと。
(最近は余計な考察していらんことする陰謀論もあるけど・・・)
観音様の話、「ついで」はよろしくないとしても、もし此の本を読んだ人がふと思い立って御開帳の日にふらっと行く場合には拝見出来るのだろうか。

其の他気になった話等。
・幽霊画の微笑み
幽霊画を観るにしても深い・・・全てが仏の道の修行なんだろうなぁ、此の方にとっては。
・法蔵寺の三毛猫檀家
猫の恩返し
恩返し以前に、他の動物に説法を聴かせる尊い猫である。
・天邪鬼の雨乞い
最近までやってはったようである。
其れだけ霊験あらたかだったという事か。

どうでもいいニュース:
昔ながらの雨乞い等やるにしても、令和になってからお天気無茶苦茶だから違う意味で難しそうである。
雨乞いしたら降り過ぎる位降りそうというか。
人間の都合の良い、程良い降り方でお願いします、って訳にもいかないだろうし。