仕事帰りにLINE見たらフジファブリックのオフィから「大切なお知らせ」の告知があった。
ダイちゃん、山内がそれぞれ結婚する時にそんな感じの告知がFABch会員宛に先に届いていたので、そんな話だろうか、と思った。
でもちょっと悪い予感もあった。
長いバンド人生、お休みする事もあるだろう。
・・・って、見てみたら、あんまり前向きじゃない活動休止じゃないか。
フジファブリックという枠に捉われず、色んなとこで音楽やったりソロやったり料理したり怪談語ったり、いや音楽も其れ以外ももっともっと色んな事やりたいからバンドはお休みしますよ、だと思ってたのに。
しかもダイちゃんが「バンドを脱退したい」「すべて出し尽くした」と申し入れして・・・でバンドとしての活動継続は困難、という結果の。
そういう割り切りと意思の固さってのはダイちゃんらしいなとは思う。
3人になってからはコンスタントなバンド活動じゃなくて、ゆるゆるペースでなんかふらっと集まって思い出したようにライブやったり気まぐれに何かリリースがあったりするような感じでバンドが続いていけば良いと思っていた。
したらめっちゃ恒常的にバンドが続いていって、新しいフジファブリックをどんどん聴けた/観られたし、志村時代の歌も埋もれる事なく生き続けて「若者のすべて」がめっちゃ聴かれて歌われるようになった。
個人的にはもっとロック、プログレでええんやで、とは思ったけど其れは今此れを書いている自分の我儘でしかない。
どうでもいい。
一報を知った時は「ああ、そうスか」といやに冷静だった、だけどだんだん動揺していって荒れてしまった。
こういう活動休止するバンドだとは思ってなかったから。
志村が”いるけどいない人”になってもずーっと歩みを止めなかったバンドだから。
(「解散するという決断を下す人がいないから解散しない」という話もどっかで見かけたような気がする。知らんけど。)
”大きな不在”を乗り越える事は出来ても、今回の件は乗り越えられなかったのか、時間に任せるしかなかったのか。
せめて、ふらーっと集まって、「じゃあまた」ってそれぞれ歩き出す、其の先を見たかった。
「見たかった」って過去形にしなくていいんだけど、多分今は過去形になってしまうんだろうな。
何も「活動休止します」って言わなくっていい、「気が付いたら10年経ってたな」ってライブやってくれるんで良いのに。
今は動揺させてくれ。
胃がぎゅうぎゅう痛いし吐きそう。
(でも無理矢理体にキャベツとご飯と焼き鳥放り込んだらちょっと落ち着いた。)
あとダイちゃん今後どうするんだろう。
ああいうタイプのピアノもオルガンもシンセもめっちゃ弾くロックキーボーディストって貴重なのに、そんなダイちゃんが居るフジファブリックがずっと好きだったんだぞアタシは。
また観たいんだ。待ってる。
世の中40年振りに復活するバンドもあるやん(そういえば其のバンドにもピアノもオルガンもシンセもめっちゃ弾くロックキーボーディストいらっしゃいますな)、そう考えたら待てる。待つぞ。
こんな時に限ってお稽古が半月以上先だ、お師匠さんと鍵盤話をしたい。
そんな怒髪天のシミさん解雇レベルのニュースを今年また食らう羽目になるなんて思わなかったよ!
お蔭で朝から感情の上がり下がりが激しくってどうしようもない。
色々見てたらファンらしき立場の人が「解散」って呟いてて、其れはあかんやろ、とちょっと怒っている。
あくまでも「活動休止」。
そして未だに「志村が亡くなった時に解散していたら」って言う奴おるんやね。どれだけ歳月流れたと思ってんだバカバカバカバカ。
そういえば「若者のすべて」は山内が歌い続けていくんだろうか。
何時ぞやにレミオの「3月9日」を藤巻ソロでがんがん演ってる事について友人と話をした時に「バンドで演る事が適わないから・・・」みたいな事を言った記憶がある。
フジが活動休止すると、現在進行形で歌われるのが暫くカバーだけ、になっちゃうのかな、其れもちょっと寂しいな。
志村、山内以外の、フジじゃない人のカバーはなんかちょっと違うような気がして。
其の違いがカバーの醍醐味ではある。
だけど「泣ける歌」的な綺麗さじゃなく、「転んで擦りむいてまた立ち上がって歩いていく」感じがするカバーってあんまり聴いた記憶が無くて。
確かそういう歌じゃなかったか。また立ち上がって歩いていく歌です、みたいな。(うろ覚え)
めっちゃ個人的には山内とかとをさんで活動して、其処で歌ってくれはらへんやろか、と思う。
其れが無理だから、活動休止なんでしょうけども。
※どうでもいい追記
よく考えたら、推しが「やり切ったから脱退します」って言って活動休止、みたいなもんだもんな・・・そりゃ動揺するわ、血圧上がるわ