社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

フジファブリック 15th anniversary SPECIAL LIVE at 大阪城ホール2019 IN MY TOWN

来たぜ大阪城ホール

物販開始の1時間前から並んでも手ぬぐい買えなかったとか、その時点で既にすっげー列だったとか・・・。
其の頃自分は東北6県物産展で酒田ラーメンの列に並んでいた。物産展については別途。
ちゃんと城ホールに来てみれば、お花が沢山。これでも一部だ。

ロフトやジャックライオンなどゆかりのお店からも。

ジャックライオンのお花も撮ったんだけど綺麗に撮れてないので上げない。
見られなかった奥のとこは可愛らしいバルーンのお花があったので、ファンの方々からだったのかな。
メンバーが作った大阪城ジオラマの展示やFABch会員向けのたこ焼きくじ等で開場前も楽しめた。
グッズ当日受け取りも少し行列が。
席はアリーナの清清しいくらい後ろの端っこである。
非常口確認してください、ってすぐそこじゃ。
フジも開演前にCMが流れている。

例によって思い出した都度雑に書き足していく。

ふ、と暗くなって左右のスクリーンに映像が流れる。
城ホールでやりたいと語り、発表してから今までの軌跡、そして当日入場(か物販)を待つお客さんの列、会場入りする3人、ステージへ上がる映像が。いつの間にかリアルタイムの映像になっている。
始まりは「若者のすべて」。意外。インターネッツによれば開演が夕方5時で「夕方5時のチャイム」と歌詞にあるから、らしい。
「はじまりのうた」「Green Bird」・・・と、武道館の続きのよう。あの日からあった沢山の出来事、生まれた曲達、出会った人達。
「SUPER!!」や「星降る夜になったら」等も最初の方なのが意外、其其に意味があるのだろう。

後ろだとステージは殆ど見えない、下手すりゃ左右のスクリーンも見えない。
しかし端っこ故に少し横に出てみるとちょっと見える。後ろに席が無いからあんまり後ろの人を気にしなくてもいい。
ハイテンション神の物につきて「後ろも盛り上がってるぜ!」状態で楽しませていただいた。
ライトは曲に合わせて色変えてる人がいて(それ真似したりして)綺麗、しかし武道館の時ほど多くないような気がした。
バンドのライブで光物とは!なんだろうか。
稲穂も光る時代だというのに・・・モーサムなんて普通にサイリウム振ってたぞ、随分昔の話だが。

メンバー紹介も最初の方である。
最後に志村が紹介される。
「長丁場(ながちょうば)」を「ちょうたんば」と読んでたとか。
ダイちゃんは頼まれ事があると「イケメン先生」と呼ばれていたそうだ。「イケメン先生、醤油取って」とか。
イケメンも先生もポジティブな言葉なのに合わさると・・・複雑らしい。
音楽の天才だけど、微笑ましい面白エピソードには事欠かないなぁ。愛されてるなぁ。

「赤黄色の金木犀」では志村をフィーチャーした映像が流れる。一瞬武道館の茜色方式で志村が歌うのかと思った。声が似てる。
その流れからの「ECHO」。
ラストのギターソロが凄かった。
「歌う」「言葉を詞にする」という表現手段を自在に操れるけれど、一番気持ちをダイレクトに出せるのは矢張りギターなのかもしれない。
ギターソロたっぷりあるのは幸いである。
後半の「東京」のソロ回しもかっこよかった。

「ECHO」の後、暫く空いて大丈夫だろうか?と心配してたら、ジャケット脱いでアコースティックモードになっていた。
3人でやります、って。ちょっと前にステージみたいなんあったんかな。
「ブルー」やって「普段こんな感じで曲作りしてるんですよ、皆さんもお家で聴く感じで」、とMCがあった。
あと「大阪といえば」・・・と円広志の「ハートスランプふたりぼっち」。ハナレフジでもやってたような。余程好きとみた。
今回は加トークもある。「加トークとは!!」とご自身で説明されていた。心なしかハイテンションである。
客席から上がったキーワードから「たこ焼き」で謎かけを。
考え中もカメラで抜かれる。
「あまりいじらない方が」と山内とダイちゃんで「タモリ倶楽部」で作ったビャンビャン麺の話をする。
ビャンビャンして〜のとこで「整いました!」とかとをさん。
「たこ焼きと掛けて桃太郎と解く、その心はどちらもきじが大事です」。
ダイちゃんは「ブルー」でアコーディオン、「ハートスランプ~」と「透明」でピアニカで。
「透明」改めて聴くといい曲だな、お稽古でやろうかしら。

後半は「LIFE」から、主に「STAR」以降の曲。
「徒然モノクローム」久しぶりなような。
ギターソロから歌に戻るの間に合うか?と思ったらそのままソロが続いていた。楽しそうな音だ。そのまま10分くらい弾いててもいいぞ。
「Feverman」はめたくそ踊った。
本編最後は「手紙」。
この日の為の歌。
大阪城ホールという場所で、空間で聴けてよかった。

アンコールは山内だけで登場。
「来てくれた人に贈りものがしたい」と。
沢山手紙を貰うけど、最近は子供からの手紙が増えてきた。
似顔絵と共に「プレミアムシートで観ます」と書かれている。
(ここで「君か!」と指されていた。ネクタイしておめかししていたのを「お洒落やなぁ」と。)
お母さんが好きで聴いていて、其れで知った子供も聴いてくれる。
子供という存在がお母さんにとってプレゼント、という事はお母さんから産まれてきたみんながプレゼントだ!
という事で「プレゼント」を弾き語り。アコギと昔ながらのメトロノームで。
「プレゼント」はチラシにあるQRコードから家でやってるバージョンか聴ける、というまさに”贈りもの”である。
QRコードに添えられた謎の数字はデビュー日からの秒数なのだそうだ。
その後全員登場して城ホール以降の告知を・・・で流れたのがダイちゃんがFly Awayする映像。
来年2/9に金澤ダイスケ生誕祭を開催する、という告知。もしかして制服のままグラサンだけ外してスカイダイビングしたのか。
これは2人も知らなかったらしいので驚いているようだ。
「リハの間に1日空いたでしょ、あの日に」、って「美味しいイタリアンの店行って来たよ」みたいなノリで仰るのでびつくりである。
改めてかとをさんから全国ツアーの告知があった。
関西は京都と神戸・・・そして水戸。
時は来た!行くぜ水戸!となったがその後1曲半後に「folca観に行くんやった・・・」と思い出す。またいずれ近いうちに!
それはさておき、「武道館の時に言えてなかったけど、会場をほぼ徹夜で設営してくれたスタッフに拍手!」とみんなで拍手。
「今まで支えてくれたスタッフに拍手!」とみんなで拍手。
「みんなあなたもあなたもフジファブリック」とみんなで自分自身に拍手。
解散しないバンドです、って。
バンドをどうするか決められる人がいるけどいないもんな。
ずっと志村がフジファブリックというバンドを護ってきたのかもな、素敵なスタッフ達を引き寄せてきてたのかもな、と考える。
其れはみんなそうだ。
ふと「スタイリストはつけない」って言ってた話を思い出して。
自分が観るようになってからはつけてはったと思うけど。
最後の最後は「破顔」。
「さあ鳴らそう 遮るものは何もない 何もない さあ行こう」という事か。

楽しかった。久しぶりに「楽しかった!」以外の記憶が無い。
フジファブリック、ほんといいバンドだなぁ・・・ってライブだった。
ありがとうフジファブリック