歌が上手いとはどういう事か。
音程が正確で声を張れてる、だけど「歌う」事最優先で“おざなり”な印象が残るのは果たして上手いと言えるのか。
エモさはどれだけ必要なのか。
・・・等と「ラヴィット」観ながら考えたり、COCKROACH歌ったりしてるうちに夕方。
個人的に2024年ライブ初めである。
SOUTH BLOW
存じ上げなかった(もしかしたらインタビュー記事は読んでたかもしれない)が調べてみたらTHE BACK HORNとは一時期レーベルメイトだったみたい。
いいバンドだな。
何がどういいのかって、兎に角いい。早々に語彙無くしてどうする。
すっげえいい顔で歌ってはる、ギターすっげえ楽しそうに弾いてはる。
おお裸足のギタリストだー、と思いながら観る。
マーシャルのキャビネット倒して使う人初めて観た。
※2024/03/06 追記
2019年、Age Factoryを観た時に全く同じ事を言っていた、という事はマーシャルのキャビネット倒してるのを観たのは少なくとも2回目である。
※更に追記
此のおばか日記を検索すると2020年のアルカラで竹さんもマーシャルのキャビネット倒してた、という事は少なくとも3回目
スペース的には変わらない*1と思うので、音が良くなるのかな。
MC殆ど無し、イベントタイトルに因んで爆竹が出てくる映画の話をしてはった。
兎に角1曲でも多く歌いたい、演りたいって感じがした。
コロナ禍に作ったという「ユートピア」が心に染みた。
SOUTH BLOWというバンドが生き延びてくださって、今出会えて良かった。
転換中に撮らせて頂いた。
山田将司
「きょう、きみと」から始まる。
歌声は朗朗とし、爪弾くアルペジオはふよふよと柔らかいように見えて、音は力強い。
そして「冬のミルク」「罠」とTHE BACK HORNの曲を、途中MC挟みながら。
「罠」は客席のハンドクラップを煽る、参加型弾き語り。
「爆竹・神戸場所」っておっかねえ名前だな、と。
それ媚びと話をしたのはよかっぺらじおのゲストに登場してから。
意外、もっと付き合い長いと思ってた。
水戸のバンドかと思ってたそうである。大阪のバンド。
「(大阪から)来はりました~」って。其処だけ関西弁上手い。
今回のライブの書類に「打ち上げ2日間」とあって驚いてはったが、多分タイトラのデフォだな。
噂に聞く「ライブより打ち上げについての話が多い」という。知らんけど。
「2日間って、今日もライブやるよね、場所変えてやったらいいけど」とは流石である。
「キズナソング」は小さくても強いキズナという感じがする。
「15歳」聴けてよかった、弾き語りのお楽しみ、なように思う。
「電車は~」と歌う時に頭上をごとごとと電車が走っていくのが良いな。
最後に「嬉しい事だけじゃなく悲しい事も引きずって生きていく、その励ましになれば」と喜納昌吉の「花」をカバー。
”歌”通り越して最早”魂の語り”である。
昔の人はこんな風に琵琶法師の歌・語り・演奏を聴いてたんだろうか、ライブハウスなんて無かったから寺社だったんだろうけど、てな気持ちになる。
今日は秘かにとまとくらぶの物販無いかなー、と思ったけど山さんの物販自体が無かった。
後でそれ媚びボーカルに「胡坐かいて~」とツッコまれていた。
んだな、ってよく考えたら「山田将司」としての盤・グッズが無いのか・・・。
憚りの都合で一旦下がったら待ち列が長くて、待ってるうちにそれ媚びが始まってしまった。
一旦外に出てバスターミナルかどっかに行けばよかった、って別のハコについてギターさんがそういう話してはったなと思い出してセンチメンタル。
なんでやねん。
そんなこたぁどうでもいい。
それでも尚、未来に媚びる
サウンドチェックからしてエモい、音出してるだけなのに。
これが水戸ノリか。
ライブ観ていてロットン思い出した、そう考えると非常に関西ノリである。
最初から最後迄剛速球投げてくる感じ、観ていて悉く打ち取られる感じである。
「将司さん終わったらみんな帰ると思ってた」ってそんなわきゃあない!それ媚び観たかったよ!
ボーカルの衣装は爆音楽団ロンT、普段着(?)がSOUTH BLOWのTシャツだけど靴下はACIDMANだそうだ。
「大木さんに伝えて欲しい」そうだ、山さんが聞いてただろうから其処んとこは大丈夫だろう。
2発目の爆竹はACIDMANか大木伸夫弾き語り来たら良いな。
ガンガン演ってくぜ!ってなバンドだと思っていたので、正直めっちゃ喋りはるやん、とびつくり。
でもバンドを始める/続けるきっかけのバンド集めて、客席満杯のタイトラでイベント出来る喜びがガンガン溢れていた。溢れ過ぎて語っても語ってもおっつかない。
大阪のバンドだけどタイトラでライブやるのはカミコベに出たいからなのだそうだ。
実現すると良いな。でかい屋外で演って欲しい。
(カミコベの開催趣旨は解った上で“憧れのフェス”と考えてはるんかな)
途中、ギターソロの時に後ろめっちゃ盛り上がってはるわー邪魔してすまぬ、と退いたら、其の後ろの方にガーッと引き戻された。
肩組みながら「観てー!」「ともだちー!」との事。
其れは観なければならぬ、申し訳ない。
確かにかっこよかった、凄かった。観るべきギターソロである。
何だろうなぁ、ULTRATONEかな。
ドラムも音めっちゃかっこよかったんでがっつり観たかったな。
アンコールで何故か「まさしー!」コールが。
大変貴重で楽しい絡まれ方して面白かったけど、もしどっちかが流行りのアレ感染してたらやばかったよなぁと思う自分が居た。
小さいキャパで観るってのはそういう事なんだろう、或る程度の覚悟が要るのかもだ、未だ。
どうでもいいニュース:
憧れの先輩や同じ釜の飯を延べ1か月間*2食らった仲間や可愛い後輩に見つめられながら用を足す羽目になる私の気持ちも誰か考えて欲しい