社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

ACIDMAN×STRAIGHTENER×THE BACK HORN Tour "THREE for THREE" at Zepp Osaka Bayside

G20真っ最中の大阪に行ってきた。

大阪駅付近でJRと併走する高速道路に車が見えないのが異様でもあるが、駅やユニバーサルシティは少なめではあるが案外人が居るもんだ。
Eggs 'n Thingsでパワー充填。


美味しいがなかなか苦しい。
週刊新潮のあの小説、THE BACK HORNというより菅波栄純コラボって感じしません?」「新アー写のマツと栄純の服が気になる」と持論ぶちまけてくる。いつも聞いてくださってありがとうございます。すみません。


今回は2階席からドラムがっつり観る、という狂った贅沢をするのである。

THE BACK HORN

東京、名古屋、大阪で割とセットリストが違う、「声」始まりなのは共通らしい。
「コバルトブルー」が前半、そして「シンフォニア」が無いのは珍しいような。
「真夜中のライオン」は対バンライブで観る機会が多いような気がする、なので「ああ対バンライブ来たなァ」としみじみする。
「空、星、海の夜」は演ると思ってた、演らないと伸夫が怒るんじゃないかしらと思ってた。
しみじみしつつも兎に角マツを観る。
今迄でも「そんな風に叩くのか」という風には観てた、しかしドラムかじり始めてから観ると全然違う印象。
そんなにハイハット開閉してたのか・・・とか。そこでしゃしゃっと入るのが難しいねん!とか。
(というかドラマー的に松田晋二はどうなんだろう)
6/28 0:00に新曲「心臓が止まるまでは」が公開されたとこで今日演んないかなー、と思ったら、聴けた!
まだ買えてなくてYouTubeの試聴だけして来たのだが、試聴出来るとこのその先がやばい。
住野よる或いは週刊新潮経由でTHE BACK HORNを知った人も少なくないだろうに、そこにこの曲ですか。
20周年イヤーを無事締めくくった後にこれをリード曲的にぶち込んできますか。
流石、THE BACK HORNである。わたしはすき!
色々いい事言うてはってんけど、覚えてない。ドラムすげーって観てたら一瞬だったよ。速すぎる。
MCして「山さん」と振るのが印象に残っている。
ワンマンだと栄純・光舟に振る事が多いような、何より「将司」でも「山田さん」でもなく「山さん」と呼ぶのが新鮮に思えた。
話を振られて「GO20、Group of Over 20th」。ツイッターでも言うてはったな。
で、楽しくて月イチでやりたい。皆がやって、って言ってくれたらおじさんも・・・って山さんが”おじさん”って言うなー!
お兄さんで居ていただきたい2学年違いのアラフォーは、内心ツッコミを入れた。
月イチとまではいかなくても、ちょいちょいこの3マンやって欲しい。
あと、マツ曰くACIDMANにもストレイテナーにもMCでいじられる・・・という話。山さん曰く「ありがたいね」。我我もありがたいね。

ACIDMAN

最近の曲が多いかと思ったが「波、白く」「イコール」嬉しいじゃないか。
「FREE STAR」のミラーボール周りだす瞬間は何度観ても鳥肌が立つし、その場でルーパーにフレーズ入れてそのまま鳴らしていくスムーズさには感嘆する。長年演ってるから普通っちゃ普通なんだろうけども。
久しぶりのACIDMANええな。美しくて心ぎゅーって引っ張られる。
いっちゃんは凄くシンプルだと思った。
東京では「この3バンドは1つのバンド」というMCをしたそうだが、大阪では「この3バンドはイコール」という事で「イコール」を演ったそうだが・・・。
「しかし1バンドだけこのTHREE for THREEを新曲プロモーションに使っている、THREE for THREEのグッズだけって言ってたのに東京の直前から新グッズを出したバンドがあります、THE BACK HORN。あいつらイコールじゃない・・・いや、バックホーンは悪くない、彼らの事務所が悪い。闇グッズ。闇営業はいけませんよ」
伸夫、旬の話題持ち出すとは。ブラックホール撮影の方ではないのか、それはワンマンで話してきたから今回は無しか。
「最後に笑っていられればよいなって曲・・・心臓が止まるまでは」とさり気なく新曲プロモーションもしてくださる。ありがたいね。
※2019/06/30追記
そういえばテレキャス2本だったような、赤い(?)方がリッケンバッカー寄りの音で「今日はこの2本?」と思ってたらリッケンバッカーも。

ストレイテナー

シンペイテナー、下手側だ。実は一番観たかった人かもしんない。ありがたいね。
音の華やかさはいっちゃんよりはマツに近い、しかし手数多いな。すげーなー。曲芸みたいだ。
途中キーボード弾きながら歌う曲・・・って「SIX DAY WONDER」かな、と思ったら東京で演ったので「シンクロ」、との事。
THE BACK HORNがトリビュートで演った曲だ。
レッスンで好きな曲解禁されたら「シンクロ」演りたいですっ!と言う事にしよう。最後のギターソロのとこ難しそうだけど。
テナーはOJもがっつり観てきたらよかった。好きなタイプのギター。
こはちょっと後悔している。
新曲解禁!じゃないけど「スパイラル」は出来てツアーで演ってきた、割とほやほやの曲らしい。いい曲。
今日は新幹線、在来線と乗り継いで来たそうだ。朝も早くて疲れていたが、2バンドのライブ観たら元気が出た、と。
そうか、交通規制あるからタクシー使えなかったんだな、本当にお疲れ様である。
この大変ややこしい中、よく大阪に来てくださったものである。
実のところテナーはあんまり曲を知らないし、観るのもKYO-MEI大会 at 大阪3日目以来ではないだろうか。
それもちょっと後悔している。家人しばいてテナーのCD借りてこよう。
そう考えるくらい、今日のテナーかっこよかった。
最後「BERSERKER TUNE」ぎりっぎりまで観た。
シンペイさん、「もう2バンドの顔見たくないけど」って、ツンデレか。

切磋琢磨して、バチバチに火花散らしたり、馴れ合ったり*1
今日もシンペイさんや光舟が観てるのは見えた。舞台袖からも観てたんだろうな、皆。
この世代は結構みんな頑張ってはるよなぁと思っていたが、過去の雑誌読み返したり最近見聞きしたりすると途中で終わってしまうバンドは少なくなかった。
メンバーチェンジがあったバンド、メンバーが増えたバンド、解散の危機を乗り越えたバンド、其其の道があって、インタビューetc.で語られた困難も語られない困難も沢山あるのだろう。
それでもバンド活動続けていけるのも才能なんだろう、生きる才能的な。
彼らの行く先に光がありますように、あり続けますように。

3バンド其其のドラムを観てると、各各の個性がバンドを活かしている一方、スタイルはバンドのあるべき姿に最適化されるんかな、等と考えていた。
ACIDMAN大木伸夫という人の思考がバンドの意思となり、其れを表現する為に音も演奏も特化していっていると思うのだが、THE BACK HORNストレイテナーもきっとそうなのかもしれない。
バンドの持つ意思に沿うプレイスタイル。
難しいことはようわからん。
シンペイさんはZantöだとまた違うドラムなんだろうなぁ。知らんけど。

お会いできた皆さま、ありがとうございました。また生きて会いましょう!

どうでもいいニュース:
マツの”いじられる”話でテナー辺りでマツの物真似あるんじゃないかとちょっとだけ期待してた。

*1:byホリエ、それだけ長い付き合いって事なんだな