社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

試験の思い出

今週のお題「試験の思い出」

全珠連珠算検定2級滑りまくったとか基本情報技術者滑り散らかしたとかそういう話ではなく。

自分にとって、大学受験は阪神淡路大震災の思い出が被ってくる。
本命のA大学受ける前にB大学・C大学受ける心算だったのに、全部わやである。
B大学は建物が損壊したのもあって延期、C大学は時間変更して実施するも交通手段ぐっちゃぐちゃで現地に行けず。
いきなりA大学の本命・文学部、第二志望だけど実質的に第三志望・社会学部だった。
A大学だって当日自宅を出ても試験開始時間に間に合わない。
一旦大阪に出て梅田駅で一泊とか色々考えたが、父の友人宅に泊めて頂ける事になり、前日から試験当日2日間と翌日朝までお世話になった。
其の道中に通ったのが被害の大きかった地域だった。
二階が一階になってたり瓦礫だったり焼けてたり。全体がそうなってたり部分的にそうなってたり。
そういう地域を貫くように、荷物背負って、母と二人で歩いた。
乗れる限りの電車・代替バスには乗ったが、細切れなので乗り継ぎは多かった。
JRの北側が瓦礫で真っ白だった。灰色だったというか。
(あれは其の4年後、社会人になって乗った時にフラッシュバックした)
父の友人宅の方方にも大変お世話になった。
なのに日本史が散散で「自宅から受けに行くより快適だと思える位良くして貰ったのに結果が出せなかった」と泣いた。
何とか社会学部には合格して良かった。
両方不合格だったら申し訳なさ過ぎて消滅してたかも。

すったもんだしてるうちにB大学の試験日程が決まった。
B大学が実質的に第二志望だったけど、第三志望に入学金払っちゃったから進学する事は無い。
でも試験料が勿体ないから受けて来い、受けるからには勉強して全力で望め、と。
もう進学先決まったのに何で受験勉強せなあかんのやろ・・・。
しかもB大学が復旧中なもんで、受験の為に全く違う大学、行った事も無い大学で受験する羽目になった。
B大学は前年秋に友人と下見に行った、もしかしたら受験会場が高校になるかも・・・ってわざわざそっちも見に行ったのに。
其処までしたのに受験した場所って全然関係無かったやん。
一応合格した。

後で知る事になるが、自分は本命受けられただけ恵まれてた。
震災直後のぐっちゃぐちゃな中、物理的に受けられなかった人、本命を受ける前にもういいや・・・って人、卒業式と被って卒業式を選んだ人が少なからず居た。
卒業式も入試も震災が無ければどちらも日程が変更にならなくて両立出来たのに。
(そういう人達が居た事がどれだけ他の地域の人に伝わってたのか、可哀想に思われてたのだろうか・・・って、此の御時勢に矢鱈「子供達が可哀想」って言いたがる人達見てて思うよ)

どうでもいいニュース:
毎回「基本情報技術者」で良かったか悩むんよね・・・