社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

猫のエルは

ギター回しはライブ中に此処!っつうとこでやるから良いのであって、矢鱈回しても面白くない、カッコ良くないのだ。
染太郎師匠だって「いつもより多めに回しております」って仰ってくださらないよあんなの。

「猫のエルは」(町田康講談社文庫)読んだ。

猫小説集。
フルカラーのイラストの何方の絵?見覚えあるけど・・・って、ヒグチユウコさんだった。
町田さんとの文章とよく合う。
小説の方は落語っぽかったり詩だったりホラーっぽかったり童話っぽかったり、色々。
どの話も猫に対して優しい。猫の方もちょっと優しい。
「猫のエルは」「とりあえずこのままいこう」が良かった。
何で泣けてくるんだろう。猫の話だからかな。