社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

侠飯8

FitBoxing2を続けるうちに、お腹が割れてきた。
肋骨の一番下とパンツのゴムが食い込む辺り・・・割れるというよりは段段腹の段が増えたとも言える(泣)
パンツのゴムらへんは本当に「キツいの穿いてるから跡が残っちゃって☆〜(ゝ。∂)」状態で。
腹筋が割れてるんならカッコいいんですがね。

「侠飯8」(福澤徹三/文春文庫)読んだ。

底辺YouTuber浩司が彼女のバイト先のフードフェスで動画のネタ探そうとして遭遇したのが、フードフェスから外れた所にある柳刃さん&火野さんの屋台。
お隣のたい焼きのおやっさんの屋台の取材をさせて貰おう・・・気づけば柳刃さん達の屋台の手伝いをする羽目に。
同じくフードフェスでバイトする大学時代の同級生やら彼女といつも一緒のスイーツ男子やらもやってきて食べるまかないが美味しそうで。
屋台で作るんだけど、家で作る場合の解説もあるのでありがたい。
”美味しそう度”が毎回更新されてく。
鶏皮からの一連の料理と焼きラーメン気になるわぁ。
焼きラーメンはお店で食べた事あるし、そういえば昔作り方教わった事あるわ・・・でも柳刃さんレシピだと一層美味しそうなのは何故なんだい。
浩司達は甘っちょろそうでいて、将来に不安抱えつつ生きている。
柳刃さんやおやっさんと話す事で、ちょっと生きやすくなっておれば。
おやっさんも嬉しかったんではないかね。
面倒の見甲斐があって、年上の人の話も聞く、ええ子らやし。
柳刃さん達の粋な計らいも健在である。

柳刃さん達の追う案件も、途中巻き起こる事件も浩司と彼女の行方も何となく「こういう事かな」とアタリは付く、でも読んでてハラハラする。
今必要なのは勧善懲悪の物語なのかもなぁ。
悪い奴はちゃんと捕まって、真っ当に生きようとする人には其れなりに良い事がある。