社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

オカルト編集王 月刊「ムー」編集長のあやしい仕事術

バクホンの話をしたいと思いつつ・・・な今日此の頃。
キラッキラした松田ファンの挙動に「よかったねぇキラッキラしたファンがいっぱい居て」と安心しつつ、自分のクソダメ具合にあわや再起不能?状態になる。
(単に夜更かし気味で睡眠足りてないだけという噂も)
其れはさておき、よからじで「バブリング創世記」の話してたら連絡ください。

「オカルト編集王 月刊『ムー』編集長のあやしい仕事術」(三上丈晴/Gakken)読んだ。

たまにはビジネス書読まなきゃね☆〜(ゝ。∂)

とは言うても、「ムー」や編集部の裏話がメインなような気もする。
判断に困ったら易で決めるとか。
マインドマップよりは「ムー」っぽいような気がする。
マインドマップブレーンストーミングKJ法に似てると思う、ただ描き方によっては「ムー」っぽい)
考え方として「ムー」的な方法は面白いと思った。
結論を出すけど、其れが100%ではない。
あくまでも紹介するのは可能性、答えは一つだけとは限らないのだ。
「100%絶対に正しい」と思い込むのは危険であり、必ず判断を留保する余裕を持つ事が大切。
神様は全知全能だが人間は不完全、なので100%正しい判断など出来ない・・・というユダヤ教の考え方から来るそうだが、成程。
「絶対に」を軽々しく口にする人は警戒した方が良い・・・此れは今此のご時勢に必要な判断基準かもしれない。
不安定だから「絶対に」を信じたくなるけども。
あと面白いと思ったのが「積極的ニヒリズム」。
積極的に幻想を抱く事によって絶望を超克する。
どうせなら明るい幻想を持ちたいものではある・・・其の為の「ムー」なのかな。

人は理屈だけでは動かない、という話も面白かった。
理性の上に感情があるのだそうだ、なので文章を読む時には理屈だけじゃなく感情・・・面白いかどうか等も意識されているとか。
導入~展開、結論の着地点がしっかり描かれているか、は「ムー」以外の文章でも必要なように思う。
実際「ムー」の記事は引き込まれる文章が多い。
「うっわー無茶苦茶やん」「ひっでえトンチキ!」とツッコミ入れつつ読めちゃうんだよなぁ。
其れでいて、掲載内容は勿論信じてるが、程よい距離感がある。
距離感は大事にしてはるそうだ。

後半では「ムー」縁の人達が紹介されている。
FBI超能力捜査官のジョー・マクモニーグル氏、懐かしいな。今どうしてはるんやろ。
新コロやウクライナ侵攻を予知してはったんやろか。
予知してもどうしようもないのかもしれないが・・・。
人探しは気が乗らない、というエピソードが紹介されている。
亡くなっているか、生きていても事情があったり、事件に巻き込まれていたり・・・危険でもある。
だからって邪馬台国探し依頼するのかよッ!

しかしオカルトを纏めるとなんかすごい、身も蓋もないな・・・。