社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

清く楽しく美しい推し活~推しから愛される術

マツのMATSUBEYAへのスタンス、というか無理のないよう「メッセージは嬉しい、でもメッセージしなきゃって思わなくていい、見るだけでもいい」等と言ってくださるのはありがたいねぇ。

「清く楽しく美しい推し活~推しから愛される術」(河西邦剛、松下真由美/東京法令出版)読んだ。

法律面から見た、所謂”推し活”についてのアドバイス
アイドル側からの「こう思われてますよ」という話もあって面白い。
というか、基本アイドルの推し活として話が進められている。
バンドやお芝居はまた違うのかも・・・とちょっと思ったが、此れは此れで役に立つ。

基本的な考え方として「法律・ルールを守る事は推しを守る事」「推しに安心感を持たせる事が大事」。
出待ち(入り待ち含む)は単純に出入りの邪魔だったりスケジュールに差し障るからよろしくないのだと思っていたが、「オフの姿をファンに見られる」という事であり、ネガティブな面を観られて情報拡散されるかも・・・という脅威になり得るから、だそうだ。
神対応してくれるのはそうせざるを得ないから。御本人の優しさだけではなく。
対応悪くて「あの人めっちゃファンに冷たい、サイテー」とか広められかねない。
オフは気づかないふりをするのが、推しに怖がられないための最大の自己防衛になるとか。
仮令「貶し愛」だとしても、ネガティブな事書くのは名誉毀損業務妨害になるかもしれない。
本人見たら”安心感”は持てないだろうな。。。

チケット転売に関しては「次のコンサートの軍資金」でも反復継続〜と見做されるそうだ。
「1回だけだもん・・・」と言いたいかもしれないが、「1回だけ」かは本人次第で他の人には確認出来ないからNG。
販売時に購入者・入場資格者の確認が行われているチケットについては特定興行入場券にあたる(実際はもうちょっと色々条件がある)、そういうのが無い手売り・ハコ売りはどうなるんだ・・・?
と、此の場合は運営との契約違反になる可能性があるからやっぱり転売はNGである。

あとは現場でのふるまいについて。
フリコピで怪我させたら過失致傷罪になるようである。
というか、今もドルオタはジャンプするのか・・・。
新参古参問題についても少し。
(個人的には其の中間が厄介な気がする。)
アピール等、必死過ぎるとタダのイタイ人・・・というのは耳が痛い。
互いを思いやる余裕が大事、という事である。
別の現場のルールは参考になるが、其れを持ち込むのが果たして良いのかどうか、ちょっと気になった。
アイドル現場のノリでロックバンドのライブに行くとか。
すぐ「最前管理組合」とか言う人があったんだけど、最前管理組合も色々あるよね。
最前占めるだけとか、「此処で観たかったらワシらに金払え」っていう奴とか。
「金払え」は、果たして法律的にどうなんだろう。
「迷惑行為」に当たるのだろうか。
因みに迷惑行為については会場スタッフに伝えると良いそうだ、「施設管理権を持ち、適切に行使しながら会場の平穏を保つのも業務の一つ」との事なので。

接触イベントについて、上手く話せる為に「半歩下がって話す前に一拍置く」というのはためになった。
そういうイベントにはあんまり縁が無いけれど、全く無いとは言えないからなぁ。
物販で話をする可能性は大いにあるし。
(最近はスタッフさん居てはったら御本人出てくる前にとっとと買って帰る)

欲を言えば、開演前後の写真撮影についての見解を知りたかった。
「場内撮影禁止」って告知されてなければよいのか?
ステージセットやバックドロップも著作権etc.ありそうだ。
スタッフの肖像権は?
客を撮る奴が居るという話も見た事あるのだが。
(コスプレしていて「撮っていいですか?」「いいですよ」ってなってるのなら兎も角)
個人的には開演前後の撮影がOKなら、「撮影OK」と告知して欲しい。
客晒しで思い出したが、「SNSに上げてるからええやん」という晒しもあるが、どうなんだろう。
推しとは直接関係ないけど、推し活のトラブルでたまに見聞きするぞ。。。

どうでもいいニュース:
匿名垢使用勧めてんの大丈夫か・・・何かしら特定はされると思うが。