社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

よちよち文藝部

文章読めない状態なのに、其れでも何か読もうとしている。
あれだ、吐き下しして寝込んでるのに其れでもお餅食べたがる、みたいな。
何でおかゆやおうどんじゃなくて餅なんだっつう。

「よちよち文藝部」(久世番子/文春文庫)読んだ。

日本文学・世界文学を身も蓋も無く語り尽くした漫画である。
結構酷い・・・ようでしっかり愛はある。
取り上げられた作品を知っていても、知らなくても面白い。
初っ端の太宰の「桜桃忌」からしてエモい!濃い!
中原中也は声出してわろた。
久世さんがお描きになる中原中也が美しいんだ此れがまた(最初だけな)。
エモい人だったというエピソードは読んだ事あるけど・・・。
内田百閒の「桃太郎」まじか・・・と思ったらまじらしい。

こういう本は中高生の頃に出会っておきたかった。
ダンテの「神曲」とか読む体力無いもん・・・今や・・・
とかゆーて還暦の頃にいきなり読み出したりしてな。
先の事が解らないのは悪い方だけじゃない、良い方もだ。
百年の孤独」は前から気になっていたので、読めたらよいなぁ。

どうでもいいニュース:
此の連載の「阿Q正伝」の頃は「Q」が「ちょっと不思議で楽しくかわいいイメージ」だったんだな・・・今や胡散臭くなった。