社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

憑霊信仰論 妖怪研究への試み

「憑霊信仰論 妖怪研究への試み」(小松和彦講談社学術文庫)読んだ。

”憑きもの”の定義や「妖怪は神の零落したものではない」等、今となってはメジャーな考え方なように思うが、其の礎が小松先生だったのか。

正直、今ちゃんと文章読めないんですよ・・・なのに三・四章はノリノリで読んでしまった。
其れもどうかと思うが。
紹介されている「法文」、ちょっと怖かった。
差し支えの無いものを差し支えのないレベルに落として書いておられるとは思うが。
”そういうもの”と思って読むから怖いのか、差し支え無いレベルでも素人が読んで「怖い」と感じるものなのか。
どっちなんだろうな。
「返りの風に吹かれる」というのは、”考え方”として皆が持っていた方が良いと思う。
呪ったら返される。
呪いではなくてもネガティブな感情をぶつけると”返って”くるのかもしんない。
特定の誰か・何かにはぶつけてなくても、わーっとやってるうちに意識しないとこで変なモン飛ばしてるのかもしれんし。

後半には山姥の話も。
人間との関係の結び方によって鬼にも神にもなる、という両義性がある。
・・・んだが、今で言うところの認知症も山姥として扱われていたのかも、と挙げられた例を読んでて思った。

脳みそが落ち着いて、体力ある時に読み返したい。
現時点ではちゃんと理解出来てないもんな。かなしい。

こっちも読みたい。

どうでもいいニュース:
パラダイムが転換もシフトもしないの珍しい。(p.140、他)
セットで使われがちやん。