社会学的ラブソング・改

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零號琴(文庫版)

こんにちは、こんばんは、おはようございます。
菅波栄純飛浩隆を読ませたい部です。
(と、某9mmサポートギター氏のブログを真似て書き始めたが訳解らんよなぁ、あとこないだのツアーは部じゃなくてクラブ・会が多かったような)
あの目眩く凄まじい読書体験をした後に栄純が作る曲を聴きたいのですよ。。。
ほんでインスタストーリーズの質問からそっと「零號琴が凄い」とお伝えしたのだが・・・改めて読み返して亞童の刺身の時点で無理なような気がしてきた。
シェリューが可愛いんだけどな☆〜(ゝ。∂)
飛さんほど「音楽を言葉で描く」事に長けた人はそうはいらっしゃらないのでは、とも思うし。

という事で「零號琴」(飛浩隆ハヤカワ文庫JA)読んだ。

因みに単行本も綺麗。サイン本ゲッツ!
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下巻も同じ店で買いたかった。通販になってなかった。

特殊楽器技芸士トロムボノクと相棒シェリュバンが色々あって惑星・美辱にやって来た。
美辱には”行ってしまった人”が残した埋蔵楽器”美玉鐘”があり、首都・盤記全体が美玉鐘を載せる為に作られたんである。
美辱では毎週末に住民達が”美辱のサーガ”に基づき假面を付けて假劇を行うのだが、此の度開府500年の記念に”番外”の大假劇を行い、秘曲”零號琴”を鳴らす・・・んだけど、其処には様々な思惑が。

旋妓婀(フリギア)や亞童、假面やら何やらオマージュがあるし、物語自体にも仕掛けがある。
二次創作をする人、される人についても。
深読みしたければ幾らでも深読み出来る。
そういえば連載版読んだ時に「フィクションという役割・装置へのオマージュでもあると思った。」とか書いてたな。
美辱びと以外の観光客も”鋳衣”という假面を付けて参加出来るようになっているのだが、「プリキュアショーでステージに声援送る大小の子供達や放送をツイッター実況する視聴者のようでもあるのだ。」とか書いてた。
実況は記者・鎌倉ユリコか。

だが、あほの子はメンタル殺られてるので脳みそが働かない。
だからそういう深読みはえらい人達にお任せする事にする。
(解説とかね・・・どうなんだろうな、あれは)
ネタバレとか難しい事も考えない。
其のまま読んで、物語に圧倒されて飲まれてしまえ。読む人の分だけ「零號琴」があるんだ。
とはいえ3バージョン目ともなればただ飲まれるだけじゃなく、「ああ、そうだった」という振り返りもある訳で。
グスタヴァスの言葉、ドレミ〜だけカタカナになってる?というような発見はあった。
連載版みたくリブート、続く感じがあればいーのに・・・と思っていたのだが、改めて読むと”終わって”良かったんだ。
いずれ終わる、日々となった”ハレ”の”繰り返し”。

嘗て”美玉”に起こった出来事、”美辱”になった理由。
其れが「祭だ!」という高揚の後に暴かれ、描かれる。
ワンダの生み出した物語が完成しない事で、美辱のサーガは完成したんだろうか。
後に残したかったのは誰なんだろうね。
梦卑に託した人達なのか、美玉其れ自体なのか。
美玉鐘の意志かもしれない。
案外梦卑に意志が生まれていたのかもしれないよ。

物語に描かれなかったものとは。
繰り返し読むうちに、また見えてくるのかもしれない。知らんけど。

其れにしても、散散やりたい放題やっといて「宇宙をわがものにする」って・・・付き合わされる側もたまったもんじゃないな。
そういうのも假劇の一部かと思った、一瞬。
あんだけ新しいモン持ち込んで起動させて引っぺがして奪い去っていくというのに。。。

どうでもいいニュース:
連載版、単行本版の感想。
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