社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

BLAME! THE ANTHOLOGY

友人が精神的にダウンしてはって大変だな大丈夫かな・・・と思ってたら自分もダウンした。
精神的にぱつんぱつんで頭働かない所に微妙な細かいけど間違えたら非常にまずい作業を時間差でぶっこまれるという、こういう時は誰かに相談だ・・・って誰に言ってよいんだか状態でダメになっていた。
昼休みにお弁当食べながらバの字ライブ配信アーカイブ観たけど快復せず。
今迄夏→秋、秋は大丈夫だったんだけどな。(ダメなのがGW明けから7月頭)
はてな界隈でもダウンしてはる方をお見掛けしたので、今年の秋は何かあるんかもしれん。

BLAME! THE ANTHOLOGY」(ハヤカワ文庫JA)読んだ。

コミックDAYSで公開されてたのをちょこっと読んだから大丈夫、と思ったが甘かった。
そんな状態で、何で読んだかって?
飛浩隆と酉島伝法が同時に収録されてるアンソロジーだからだよ!
九岡望だけ存じ上げなかったが、作者紹介に挙がってる作品はちょっと気になっていたやつだった。
だいたい、此の面子で面白くない訳が無いだろう。
其れでも面白い。
わけわかめでも面白い作品は面白い。
BLAME!」も作家さん達も凄い。
良いトリビュートって原作愛があるのは勿論の事として、原作読み込んでる人がニヤリと出来る一方、原作解らなくても其の作品単体で楽しめる、知らなかったら原作読みたくさせるもんなんだな。

全部面白かったけど、特に面白かった話。
・乱暴な安全装置-涙の接続者支援箱-/野﨑まど
何処の暴れん坊将軍ですかっつう。
町自体が存在しちゃいけない、セーフガードが排除すべき対象だったという事か。
・射線/飛浩隆
スケールでかい。ラブだな。
階層都市自体が無限に広がり続けてる感じやん、其の空間だけじゃなく時間まで拡張してしまっている。
「はぐれ者のブルー」に繋がるような気がした。円環。
もしかしたら「廃園の天使」シリーズにも?
数値海岸の一角で体験出来そうな、でもそうするにはあまりに処理能力が足りないぞ自分には。
空の青は「BLAME!」本体でもキーになっていたのだろうか。
此の描かれる世界の美しさを知りたくて飛さん読んでるんだった。