社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

写楽・考

エレベーターの世間話はどうしたものか?と考えていたら「エレベーターで喋るの我慢せよ」とのお達しが。
まぁ密やしと身体動かさないとね!と階段使ってたらみんなそう考えるらしくて、普段より人が多い・・・。

写楽・考 蓮杖那智フィールドファイルⅢ」(北森鴻新潮文庫)読んだ。

今回の裏テーマは贄?
・・・と話が進むのが前半。
其其の謎を解きつつ、頭3編通じた謎解きも。
内藤が憑代にされたりぶん殴られて奥歯折れたり、散散である。
蓮杖先生も犯人扱いされる・・・がそちらは何とでもなるというか逆手に取ってはるというか。
後半はほぼ「写楽・考」。
中編2つ、という感じである。
其れにしても狐目の教務部主任、手厳しいようでめっちゃいいとこで手を差し伸べてくれるんだなー、と思ったら、其の謎も解ける。
(何で名前伏せてたんだろうな。最初から名前が明らかになってても”此れ”は成立すると思うんだが)
民俗学としての謎解きの方に大きく振ってるような。
”仮想民俗学”から”其処”へ繋がってくん、面白い。