社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

邪馬台

新コロはじわじわ迫ってきて首絞めようとしてるように思えてきた。
こないだフロアの一角が電気消えてたんだが、濃厚接触者があって用心の為にまるっとテレワーク/自宅待機になったらしい。
(詳しくは知らされていないが)
機械の調子が悪くて、今は様子見ながら(怪しければ途中で止めておまじないするとか「使えないと今日困るんですけどねー」って話し掛けるとか)使ってるけど、万一の際に自分が居なくても使い方が解ればつるっと使えるようにしたい・・・と上司に伝えた所
「軽症だったらテレビ電話で聞くわ」との事。
今のうちにZoomのやり方もマスターしておかねばならぬ。

「邪馬台 蓮杖那智フィールドファイルⅣ」(北森鴻・浅野里沙子/新潮文庫)読んだ。
何故かAmazonで検索できないので書影無しです。
長編。
作者が逝去され、別の作家によって書き継がれた。
継ぎ目は無いが、書き継がれた先はテイストが変わったような気がする。

古物商・越名が競り落とした長火鉢にしまい込まれた「阿久仁村遺聞」が蓮杖先生に送られたのが発端。
阿久仁村は島根県境にあったが、忽然と消えてしまった。
何故消えたのか?
阿久仁村遺聞とは何なのか?
邪馬台国は何処にあったのか?阿久仁村との関連は?
・・・と謎が謎を呼びまくって蓄積。
同じ作者の別シリーズの登場人物もがんがん出てくる。身内だと思ってた人も信用できない・・・。
解説によれば「狐闇」を読んでおいた方がよいらしいが、読んでなくても「色々あったんだな・・・」で、其れなりに楽しめる。
どちらかというと古事記日本書紀、特に神話~古墳時代らへんの知識があった方が良いと思われ。
何にせよ、濃密である。
此れを書く為に作家されてたんでは、とすら思う。
解説で触れられてる以上に”集大成”という感じ。

其の先、読みたかったなぁ。
もう1作、「天鬼越」があるとの事だが。