講談社文庫創刊50周年ミステリーフェアの購入特典(要はおまけ)がクリアポーチ。
「絡新婦の理」は入らないが「塗仏の宴」なら入るという噂の。
ビニールなんで、ここんとこの雨降りの日に文庫本持ち歩くのに便利である。
「新装版 46番目の密室」(有栖川有栖/講談社文庫)読んだ。
前の表紙も扉絵として収録されてるのが良いな。火村シリーズ第一作。
火村とアリスの出会いや名前についても書かれている。
クリスマスに”日本のディクスン・カー”と称される密室ミステリのすごい推理作家の家に招かれた火村とアリス。
編集者や同業者や同居人、怪しいといえば怪しいし怪しくないように見える人も怪しい。
其其に事情があるようである。。。
ミステリ通ならばトリックについて「密室ミステリとしてどうたらこうたら」と語るのであろう。
残念ながらあほの子なので「何もそこまでめんどくさく殺らんでも」と考えてしまう。
でもワクワクするよね。
雪の長野の館で語られる”天上の推理小説”、其其の部屋に仕掛けられた”プレゼント”、謎の男・・・起こるべくして起こる事件。
謎解き。
何が起こるんだ!?ってワクワクするし、謎が出されれば拙いなりに考えてしまう。
其れをひっくり返される楽しさ。或いは「おお当たってた」という楽しさ。
あとカーヴド・エアやテリー・ライリー聴いてみたくなって検索したりしてね。
面白かった。
読む時のBGMにはしなかった。
其れはさておき、解説。
綾辻さんとは「負けねえぞ」バチバチ、ではないんだなぁ、と。
どうでもいいニュース:
P.292の
虎。
太陽と月と星の引力。
で”太陽と虎”と空目して無駄にテンション上がった。