社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

怪談狩り 黒いバス

連休引き篭もり中に「九十九怪談」一気読みしたんだが、阪神淡路大震災福知山線脱線事故に纏わる話って地味にあったんだよなぁ。
あんまり無いって言う人、たまに居てるけど。
多分聞かれてない、知られてないだけで。

「怪談狩り 黒いバス」(中山市朗/角川ホラー文庫)読んだ。

阪神電車に纏わる不思議な話もあった。便利そうだけどびつくりだよね。
表題の「黒いバス」は都市伝説になりそう。
復讐の話である。
生半可な気持ちでは出来ないが・・・後後まで”残る”ようだし。復讐した人はどうなっちゃうんだろう。
黒いバス、文化が違っていても叶うんだろうか。

そういえば亡くなった人が食わしてくれる場合、”食わせてくれる”モノってどうなってるんだろう。
黄泉戸喫みたいにはならないんだろうか。
幽霊話じゃないけど~って方は訳解らなすぎて余計怖い、気味が悪い。

其の他気になった話。
・洞窟のお堂
そういう”約束””契約”だったんだろうか。
・守護霊をつけてもらった話
こういうのも運、というか縁なんやろなぁ。
悪さしない限りはずっとついててくれはるんやろか。
そういう人じゃないから可能だったのか。
・書き換えられた原稿
消えてしまうのではなく、より史実に近く、良くなるって凄い。
良い作家さんだから託せたんだろうな。