社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

ヒトの目、驚異の進化

普段より1時間早く目が覚めたと思ったら二度寝
犬を飼ってる夢を2つ見た。

「ヒトの目、驚異の進化」(マーク・チャンギジー石田英敬・解説、柴田裕之・訳/ハヤカワ文庫NF)読んだ。

帯の円城さんのこの言葉に釣られた。
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テレパシー・透視・未来予見・霊読という4つの超人的な視覚能力についての本。
なんかオカルティだな!
実際は
 1)テレパシー→肌を見て相手の感情・状態を感知する
 2)透視→鼻・身の回りの邪魔物の先を見通す(ヒトの目が前向きについてるのはそういうことだ)
 3)未来予見→目の錯覚、現在を知覚する為に脳が未来を見ようとしている
 4)霊読→文字のおかげで他人の考えを易々と読む事ができる、その文字は自然界のものと似た形へ文化的に進化している
という、それはそれでトンチキな感じがするぞ?である。嫌いではない。

3)は何となく解る気がする、”先読み”する感じなんだろう。
2)も・・・ギリ何とか。立体視云々、だよね。棲息環境と関連があるそうだ。
1)について、実は人の肌というのはカラフルらしく、その色の変化を察知出来るようになっているそうだ。
人の肌の変化というのは血流による、体調や感情によって変わる・・・らしい。
面白いのは自分の肌については無色に”見える”らしいという事。
カラーページに子供達の写真があって「この写真に写っている色をリストアップしよう」とあるんだが、確かに肌の色は考えてなかった。
人の肌の色でも人種が違うと白いだの黒いだの黄色いだのと認識するんだとか。
(でも分析するとだいたい同じらしいぞ・・・)
4)が・・・ううむ。
文字は違うけど、構成要素としてはどの言語の文字も同じとか。
視覚という観点で追求するとそうなるのだろう、だとすると何で他言語は文字で理解出来ないんだろう。
目では理解しているが脳みそが理解してないって事?単に自分があほで理解出来てないだけなん?
タイ語やハングル文字はちんぷんかんぷんだ。
文化によって表現したいモノは異なるから、言語も文字も異なるだろうし、そうするとちょっと無理があるような。

全体的にオーバーだなぁ。。。
こういう積み重ねで実現してきたのかもしれない。進化というやつは。

正直訳わからんかったが、頑張って読み通すと解説で「なるほど」と漸く解るようになった。

どうでもいいニュース:
なかなかにファンキーな文章だった。