社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

千粒怪談 雑穢

北野さんが「100文字SF」の続編として「100文字ねこ」を出そうとされていたが、残念な事に早川からは出ないっぽい。。。
ねこ縛りええやん!と思った。出来ればうさぎもいぬもかめもお願いしたい!
「100文字SF」は面白いし国語の授業で朗読したり好きな作品挙げたり(プレゼンしてみたり)真似て書いてみたりしたらええやん、って思ったけど、「100文字SF」自体は人を選ぶのかもな・・・稲子が食いつく位やし・・・。
何文字の小説~みたいな超短い小説集って色んなとこから出てるっぽい。
だいぶ前に文庫新刊の棚で見た。
だから1回出してるけど継続して出すほど新鮮じゃないと思われたのだろうか。ウムウ。
それとこれとはべつ。

「千粒怪談 雑穢」(神沼三平太/竹書房怪談文庫)読んだ。

3行×1000話。電書かつスマホだとだいたい4行だった。
「粒」は”つぶ”やきの”つぶ”でもあるのかな。
「瞬殺怪談」より短い(と思ったがあちらは1行、或いは1文もあったような気がする)。
怪談は短いのもアリかもしんない、ただ実話感が削ぎ落とされる感じもするが・・・。
震災絡みは阪神淡路も東日本も厭だった、何でだろ。
阪神大震災じゃないんですよ、淡路もだ。抑々震源は淡路ですからね)
多分、震災絡みは「怖い」「不思議」以上に「きちんと語られる」事が大事だからかもしれない。
過不足なくきちんと語られ、人々に伝えられ、かつ語り手・読み手の心の置き所が出来る事。
短くスパスパッと行くスタイルとは合わないのかもしれない。

ただ流石に千粒は辛い・・・読んでも読んでも終わらない。
百物語が100迄な理由が少し分かったような気がする。
読んでも読んでも終わらないのが1001話目の千粒怪談なのか!?

どうでもいいニュースの枠だけど大事な話:
眼鏡はケースに仕舞うべし。