社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

どこからが病気なの?

「どこからが病気なの?」(市原真/ちくまプリマ―新書)読んだ。

「せっかくだから俺はこの本を買うぜ」と閉店前最後に西神そごうに行った時に買った、だが紀伊國屋書店のカバーもなんもないので記念にはならなかった。
単に前からヤンデル先生のこの本を読んでみたかっただけだよん。

病気かどうか、それは”予測不能”かどうか。
過去の経験と照らし合わせて「これは過去にこういう時に起こった症状だから休めば何とかなるだろう」となれば医療は必要ない、逆に「今迄経験した事のない痛みだ」と判断すれば医療が必要、お医者さんに行くんである。
もしかしたらお医者さんが出てくる健康番組が根強い人気なのは、「こういう痛みがあればこういう病気が疑われるから医者に行くように」という知識として”経験”して、より多くの情報を蓄積したいのかもしれない。
実体験した事のない状態を判断する為に。
そして、こうも書かれている。

病気とは、「こないだまでの自分がうまく保てなくなること」。
健康とは、「こないだまでの自分をうまく保ち続けていること」(ホメオスタシス)。(P.109)

今はうまく保てていても、この先うまく保てなければ病気、というか手は打たなきゃいかんだろうし。

「病気とは何か!健康とは何か!」を知る為の本とは少し違うけど、そういうはっきり分けられるもんではないという事、お医者さんに行った方がいいかしら、行ったけどどうにもすっきりしないんだよな・・・という時にどう考え、対応したらよいかを知る事が出来て良かった。
身体のだるさ、頭痛なんかは何処まで耐えてよいのか・・・とはちょっと思ったが。
しんどくても動けてしまう時もあるし。
そこは「暫く様子見」でよいのだろうか。
新コロが心配なんだよなぁ。。。
今は咳き込む事も無いし毎日熱測っても37℃超える事は無いから大丈夫だけど、”実は感染してるがあんまりだるくないやーって動けてしまう状態”だったら怖いなぁ、と。
腕が痛いのは新コロなのかインフルエンザなのか・・・って単に買い物しまくって荷物重かっただけか、とか。

あとお医者さん側はどう判断しているのかも知る事が出来て良かった。人それぞれではあるけれど。
お医者さんは一旦診断して(スナップ・ダイアグノーシス)、そうじゃない可能性を潰していく。
確かに「こうだと思いますが、念の為ホニャララ検査しますね」と言われる事が多い、そしてそういうお医者さんには信頼感が増す。

それにしてもヤンデル先生のトンチキ健康情報への怒りは凄まじいな。
「がんと戦うな」のやつとか。

Q助はアプリ入れた。
正式名称は「全国版救急受診アプリ『Q助』」である。
(AppStoreで「Q助」で検索しても出てこなかったんで一応)