社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

忌み地 弐 怪談社奇聞録

インターネット怪談が廃れてきた、みたいな話題を見た。
それに対してネット発の怪談あるよ・・・という増田を見たが、YouTubeツイキャスが多いみたい。
ネットならではの表現(電子書籍SNSとか)もあるみたい・・・ってこれどっかで話見た。
個人的には文字で楽しむ怪談は”実話怪談”として拾われていってんのかなー、と。
竹書房辺りに。ガンガン募集してるもんなぁ。
似たり寄ったりな気はしている。怖がらせようとして却って冷めてしまうというか。

「忌み地 弐 怪談社奇聞録」読んだ。

怖がらせようとするんじゃなく、ただただ語り、書かれるのみ。
最初に読んだ時はそうでもなかったが、読み返すとじわじわ、すーっと怖くなる。
新コロの影響は怪談蒐集にも及んだ模様。
往来できるうちに、と地方に行かれた話もある。
沖縄の話は独特な空気を纏っているなぁ。
スマホの話もある。ガラケー時代にもありそうな話だけど、スマホになってもそういうのは変わらないのだろう。
ところどころ載ってる写真、地元の人なら何処か分かるんやろな。

読み終わってから「そういえば”人間が怖い”系」があんまり無かった事に気が付いた。
強いて言うなら「自慢する家族」は”人間が怖い”系だけど、怖いというより不気味さの方が勝る。