社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

天冥の標X 青葉よ、豊かなれ

「天冥の標X 青葉よ、豊かなれ」(小川一水ハヤカワ文庫JA)読んだ。

おうよ、読んだよ。
書きようがないのでネタバレするよ。





とはいっても考察とかそんなんは無理。
最後の最後の巻まで新しいモンがバンバン出てくる。
名前の出てくる登場人物はほぼほぼ出てくるんでは・・・な上に色んな種族が。
煙霧の霊(ガイマー)がうんたらかんたら、も最後出てくるかと思った。
最後はカドム達かオムニフロラが混爾貫徹でめでたしめでたしか、とも。
勿論そんな単純な話ではない。
「メニー・メニー・シープ」「救世群」「宿怨」の事があるから「うわあそんなアアア」みたいなラストもあるかもしれない、と最後まで気が抜けなかった。ふわあっと余韻残して終わった。
結局迎え火焚いてオンネキッツがうりゃー!って事なんだろうか、ざっくり言えば。雑すぎる。。。
一人一人の戦いが、次へ繋がっていったんだな、と。
アクリラがそうなるとは思ってなかった。
青葉もまさか自分の手紙が千茅に届くだけじゃなく後後まで彼女の心に響いて、もっともっと後後まで影響与えるとは思ってなかっただろうな。
(千茅の気持ちがミヒルに届いておれば・・・したら「天冥の標」が成立せんのか。。。)
其の先の物語も読みたい、でもこんな宇宙巻き込むような大ごとが起きずに、なんだかんだでうまくやっていっていたらよいと思う。
今迄の登場人物其其の物語は読みたいなぁ。

急激に畳まれ何らかの決着が付くので「今までのアレは何だったんだ」とモヤモヤしなくはないが、妙にすっきりした気分である。
ああ読みきってしまった!
もう一度読んで振り返りたいような、でも今は疲れた。