社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

音楽ライターの件

明日から仕事なのに、年末年始のお休みの間にやる事沢山あったのに、今日もだらっだら過ごしてしまった。
だらっだらしつつもはてブ見てたら女は音楽ライターになれないとかどうとか、そういう記事があった。
記事直接貼りたくないので自分のツイ貼るぞ。

実例を挙げていらっしゃるのだけど、偏ってるなーと。
手元に実物無いのでわからないが、「ROCKIN' ON JAPAN」「音楽と人」については女性ライターがそれなりにいらっしゃると思う。
音人は半分近く女性なんじゃないだろうか。レビュー・コラム欄で8人中3人。
ただタナソーさん、ナテンさんレベルで音楽論ぶつ人は確かにあまりお見かけしない気がする。
あとギタマガ、GiGS方面の機材系雑誌は男性が多いだろうか。
(というか機材系雑誌はライターを意識しないで読んでるから解らんのよね・・・)
はてブのコメント欄見ると、「少ない」と仰る方もある一方、「そうでもない」「いるぞ」「意外と多い」的なコメントも。
能地さん、小田島さんといった懐かしいお名前を見かけて、ちょっと嬉しい。
因みに中込さん挙げたのは単なる自分の好みである。
文章が好きだし、男だとか女だとかそんなん抜きで「これ面白いよ!」と主観客観バランス良くお書きになるからだ。
井上貴子さんは今どうしてはるのか解らない。「Cut」「rockin' on」を担当されてるのだろうか。
上野さん、石井さん辺りの感想伺いたいような気もする。
上野さんは”女性”である事を持ち味にしてらっしゃるような印象がある。
「ROCKIN' ON JAPAN」で女性アーティストについて色々お書きになっていたし、今は音人でお子さん連れて取材に行った話を書かれていたような。ブログに書いておられたんだっけか。
(てか育児と仕事両立させるの大変そうだよ・・・何処の業界もそうだが)
多分そういう問題ではないんだろうが、元エントリは。

「女性に出来ない」で終わるのもなんだかなー。
そんなんおもろないやん。
聴く音楽と性別って、そんな関係あるもんなん?
音楽を分析するのに性別って、関係あるもんなん?
無いと思っている。
年齢性別ジェンダー背景、色んな視点があればよい。取捨選択は客である受け手がするのだ。

そもそも、何をもって”女性向け”と言うのだろうね。
SNSのタイムラインみたいに一人一人見えてるモノが違う時代に。
そういうものが無いと、作り手がターゲット絞れないのだろうか。
作る側が狙うのはいいけど、「○○は女性向けで~」ってこちらの選択肢狭くされたり、叩かれる悪く言われる理由になったりするのは厭やな、と。

※2020/01/09追記
こちらの記事では別の媒体の比率を出していらっしゃる。
ongakudaisukiclub.hateblo.jp
手元に「音楽と人」2020年2月号があるので、比率を見てみた。
2019年ベストは無くレビューは毎月8人の方が書かれているのでその比率が37.5%。(女性3、男性5)*1
因みに音人の記事は11人中女性5人男性6人。石井さんが結構書いてはるんよね。
自分が「あれ?女性居てはるよ?」と思ったのは主に見ている媒体が「ROCKIN'ON」「音楽と人」と偶偶女性が多いとこだからだろう。

どうでもいいニュース:
しかし何で海外と比べたがるんだろうね?
「海外と比べて日本は~」とやや下げ気味に言うと盛り上がるんだろうか。それもナンセンスだな。

*1:女性→石井、竹内、イシハラ、男性→金光、永堀、清水、渡辺、阿刀。以上敬称略