社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

もうすぐFが出る

今の日本の音楽業界嘆いて腐すのも大事かもしれないけど、世界進出すりゃあオールオッケーでもなかろう。
日本に「いいアーティストまだまだおるで」って言うのもライター・評論家の役割なんでない?

さて「音楽と人」の話である。表紙がフジファブリックなのである。
久しぶりに本屋はしごして探した。(と思ったけど、TVガイド北海道版の時にはしごしたな・・・)
インタビュー中の山内の言葉じゃないけど、ほんとこのバンドはすごいんだぞ!
知って欲しいけど受け入れられやすさ、周りは意識しないぞ、てのがフジらしい。志村も言いそうだよなぁ。
(個人的には下手に意識するよりやりたい放題やってる方がいい曲多いように思う、去年のプレミアムライブで観た「F」の曲達なんかまさにそうだ。ああいうのはフジファブリックにしか出来ないしやらない)
「当時はインタビューでもハッパかけてたもんね」って、こっちは「追い込み過ぎないでくれえ!」ってキリキリしながら読んでたんだぞ。
樋口さんに言われなくても、そう見せないだけでギリッギリのとこでやってたんだ・・・って想像つくわ。
そこからまた、歌い、弾き続けてくださって、ほんと有難い。
多分歌おうとする事は変わらないのかもしれない、フジファブリックという仲間のこと、今まで出会ってきた仲間のこと、これからのこと。(歌を聴く人達のこともあったらいいなあ)
山内の想いというのは、ダイちゃんやかとをさんともリンクしてるんだろう。弱さ・情けなさも含めて。
あとフジファブリックって、ダイちゃんやかとをさんの存在が大きかったんだよなぁ。今更だけど。
「自分なんていなくてもいい」って言いだす奇才はいるは、その奇才にプレイヤーとして関わっていくだけのスタンスになりそうだから辞めようとか言い出すもう一人の奇才はいるは・・・でもその2人の悩みを上手く受け止めつつ自らも才能開花させて新しい面を切り開いていくダイちゃん・かとをさんがいたからバンドを続けていけたんだろう。
それぞれの個性も出しつつ、個人の想いをバンド全員のモノにする(共有、以上の力で)。
そんなバンド、他にあります?
あるかどうかは単純に自分が知らないだけなんだろうけど、ここまで有機的にもがっつり組み合ってないだろうし、だからこそそんなバンドがあるんだよ、マニアックだけどマニアックすぎず大衆に膾炙したポップスとしても存在するんだよ。
ねえ。
流行り意識するんもおっきいとこ見るんも音楽以外の力関係どがちゃがするんも大事だろう、でもまずはいい音楽作って演っていくところからだし、地道にやっていく人が評価されることも、今の音楽業界には大事な事なんじゃないかねぇ。
配信形態に関係なく。
そして、それが他のアーティストへの希望になっていくんだよ。そしたらまたいいものが生まれる。
その循環が機能しないなら、評論家とやらはそこを分析して改善点出すべきなんでなーい?

おっと、フジから離れてきてしまった。
なんかさ、山内のインタビュー読んでたら「何で届いていかないんだろう?」ってなってしまって、うーむってなってるとこに音楽評論家とやらが好き放題ぐだぐだやってんじゃん?腹が立ってなぁ。
音楽と人」に関しては、”オトナの事情”もあるだろうけど、それでも声のでかい奴がぐだぐだやってる世界とは違うところで面白い事やってはる人を大事にしてくれてる気がする。

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どうでもいいニュース:
ダイちゃん見習って”バンドの違和感担当”を目指そう。
(趣味的には相当違和感あるけどな・・・)