社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

UNISON SQUARE GARDEN Tour 2021-2022 "Patrick Vegee" at 神戸国際会館こくさいホール

2022年のライブ初めはユニゾンである。
新コロ以降、神戸国際会館でよくライブを観てる気がする。
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ライブ開催にあたり、こういう↓案内がHPやツイで再三されていたし、今日だって掲示してあった。
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こんだけやっとんねんぞ、えび蔵何しとんねんジャンル違うのは関係あらへんぞ。
閑話休題
とはいえ去年のテナーの時みたいな“一致団結したかのような静寂”は無く、無事ライブが行われる事を寿ぐようなざわつきがあった。
勿論やかましく喋る奴はいない。

イベンターの方から注意事項の読み上げがあった。
田口さんからユーモア取って生真面目さ足したみたいだよな・・・と思ったらアナウンス終了と共に暗転、開演SEが流れる。
例によってミリしらで行ってる(またかよ)のでネタバレするほど感想書いてないと思うが、気になる方は後日。





MCほぼ無しで、只管音楽と向き合う1時間半ちょい。
歌ったり踊ったりしない分、解りやすく煽られない分、今迄以上にぐーっと引き込まれて観ていた。
ドラム始めてから初めて観るユニゾンだし、2階だから貴雄ちゃん観放題なので尚更。
リリースから此のツアーまでちょいと時間空いてるが、「Patrick Vegee」リリースが2020年だったとは・・・そんなに前だったか。
「骨しみしみでやります」との事。
リリースからツアーまで空いちゃうのはどうなんだろうと思っていたが、ライブ自体はばりばりやってはったし、曲が馴染んだ状態でツアー!だから良いのかもしんない。
ニゾンは相変わらずユニゾンなのが良い。
相変わらず斎藤は「よく其れを歌いながらばりばり弾くよなぁ、いやばりばり弾きながらあれだけ歌うよなぁ」だし、相変わらず田淵は元気いっぱいである。
あの放し飼いうろうろしっぱなし、ベースラインもばりばり動くよ、なの観てたら泣けてきた。
此の2年ちょっとで世の中大きく変わっているが、変わらないものもちゃんとあるんだよなぁ、”日常”があるんだよなぁ、って。
人によっちゃステージから身を乗り出して弾いてたのが出来なくなってるじゃん、でも田淵は「動いちゃいけません」「動いていいのは此処から此処まで」ってなってない。
上手側にも煽りに行くし、前方のお客さんを全力で煽ってるし、演奏後スタッフにベース渡す時に全力でぶん投げる素振りするし。
貴雄ちゃんも相変わらずすげー。
前に観た時はフュージョンぽさも感じたが今回は其処までフュージョンぽくもなく。
抑えめっぽいようでプレイは全開なんだな、と観てたら段段エモくなってきたぞ。
ドラムソロかっこええわ!
今回はパーカスは持ってこないんだな、そして田淵と斎藤でソロ回し・・・って、ドラムソロ終わってなかったんかーい!
ソロ回し的に弾いてるとこに演奏と声で煽る煽る。
「これからもいい曲作って回ります」も相変わらずである。
曲のリリース、ライブの都度新記録更新してるんだけど、揺るがず変わらないものがある。

アンコールの時、貴雄ちゃんがドラムの横に立ってポーズ取ってる。
「助走つけるの?」って言われていた。
「俺達も歳なんだから」・・・って斎藤に言われたら観てるこっちはやるせない気持ちになる。
一体何をやるのやら・・・と思ったら全力で椅子んとこ行って叩いてはった。

いやー松の内からええもん観たわ。
我我の“バンド幻想”が“実現した理想”として在ったような。
更新しながら揺るがず変わらず、ただいい曲作っていいライブやる。
其れを色んな人が色んな姿で楽しむっていうね。
いいね。
元気出た。

帰り道に山側を見た。
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どうでもいいニュース:
観てる自分の感想も揺るがず。其れは流石にどうかと思うが。

僕の人生には事件が起きない

足底マッサージで「痛ッ!」と声上げたら何処のツボか教えて貰える時がある。
昨日行った時、痛かったのはだいたい首、頭、あと腰のツボだった。
今迄は胃腸中心に内臓、肩凝りのツボが痛かったんで意外であった。
相変わらず睡眠ガタガタだしちょいちょい頭痛もあるから、仕方ないんかも。

「僕の人生には事件が起きない」(岩井勇気/新潮社)読んだ。

家人実家で読むつもりだったが、家人がトイレ行く間にスマホ渡されて謎のゲームやったり、大学病院の人間関係が「白い巨塔」地で行く・・・という話に「大名行列はやんないのに」と正月ボケした事言っちゃったりして、読まずにいたのだった。

事件が起きない、波瀾万丈な人生ではない・・・と仰るけど、日常色々ありまクリスティー
いや、目の付け所が良いのか。
ムンク「叫び」を観に行ってアイドルファンの心理を理解するなんて思いつかなかったし、珍しい役満で上がって死ぬかも・・・で想像したのが”やす死””ぐっすり死”って発想は無かった。
芸人すごい。
でもこういう”事件”という程じゃないけど色々あってクスッと笑えるのが良いよ、読んでて楽だよ。

だが怪談の話から重くなる。
怪談スキーで色々読んでいるが、此れは怖い。
そして強制的に祝わせる誕生日に贈る魚雷プレゼント、言いたい放題の親戚。
澤部の”無”と岩井の”捻くれ”のバランスから成り立ってるハライチは違う意味で怖い。
芸人には良い“狂気”が必要なんかな。

今日の流線型・その0とストリートピアノ

新年最初の通院&お稽古。
病院ではアルコールぷしゅーしながら表面温度測る機械があるのだが、本日「Lo」が出た。
低めに出る事は前々からあったが、測定出来ひんのかーい!
因みに家で口で測った時は35.5℃だった。
寒いもんねー駅でほっとレモン的なやつ買って手を温めながらお稽古行くもんねー

の前に、駅のストリートピアノ弾いて来た。
土曜の朝なら人が少ない!チャンスだ!
以前怒られたのがまだ後を引いてて「まーた何か言われたら厭だな」と思いながらピアノのとこに行ったら、中学生がわんさか居た。
待ち合わせスポットにもなってるっぽい。
そのうち1人弾いてはるん、めっちゃ上手い。綺麗なんですよ。ピアノずっと続けてて欲しい。
で、続く人は無さそうなのでそーっと「energy flow」弾いて来た。
念願の「energy flow」!
多分ピアノんとこにいた子達はあのリゲインのCMも、其れが一世風靡したのも知らない。

www.youtube.com
曲は其れなりに知ってるし別の楽譜で弾いてたが、今回の楽譜はこないだぷりんと楽譜で買ったばかりで初見、という微妙な状態で弾いた(ついでに耳もなんかおかしい)んで「え、まじかよ」、で其処は誤魔化す。
ていうか中学生まだ待ち合わせ中なのか・・・恥ずかしい、でも其の他の人達の目線がマスキングされてるような気もする。
いい子達でした、一応拍手してくれた。
あの後また別の子が弾いてたらいいなぁ、「あんなのでもストリートピアノ弾いていいんだ」「ホニャララちゃんの方が上手い~」って。
用事済ませて再び駅、其の時はピアノ習いたてみたいな女の子がお母さんと楽しそうに弾いてた。
ほんと、「響くからダメ!」ってネチネチ怒られなくてよかったよ。
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さてお稽古。
愚痴を聞いて頂くような感じで、昨年末のサイサイのライブの話等。
サイサイに限らず、最近はシンセもベースも音が高めらしい。
バンドでベースの音域把握してる筈の子でもDTMだとオクターブ上がるんだそうだ。
スマホでもイヤホンだったらそこそこベース聴こえるけどなぁ、何でだろう。イヤホン・ヘッドフォンめんどくさい?
ワテらはベースがこうあってドラムがここらへんで・・・という”バンド幻想”があるのかもしれない。
でもやっぱり其れなりに低音出て、中もうっすら埋まって圧が出る方がかっこいいと思うんだけどなぁ。
そういう話した後でfolcaの「流線型」聴くと、ほっとする。
其其の音がバランスよく居てる。
ベース環境がつよつよなんで、めたくそベースフューチャーされてるんである。
わーめっちゃfolca聴くん楽しい!
・・・て楽しんでる場合ではない。
「流線型」やるんだよ!音拾うとこからやるんだよ!
前日「やっぱりミリキュー、『光の雨が降る夜に』なら何故かスコアのコピーあるしfolcaカバーしてたし」と揺らいだが、やっぱりfolca歌ってみたい。
「流線型」ならフジの「流線形」やれば?ってツッコミ聞こえてくるが(幻聴)、やっぱりfolca(略)
「Strain」「アヤメ」よりはまだとっつきやすいと思うよ・・・思うだけやけどな・・・
ベースに聴き惚れつつ、改めて己の無謀さを痛感するのであった。。。
後でがっつり歪み掛けましょうね。

次回→音選ぶとこから
   ボーカルにBright Piano割り当てたがどうなのか
   ギターもどうしよう、ストラト的な音の方がよいだろうか

神・文章術 圧倒的な世界観で多くの人を魅了する

年末から耳ががさがさしてるのが気になっている。
鼻はそーっとかんでいるが、たまに耳が詰まる。

「神・文章術 圧倒的な世界観で多くの人を魅了する」(フミコフミオ/KADOKAWA)読んだ。

神の真髄、見てみたいやん。

神の真髄・・・書く事、書いて捨てる事だった。
紙に書いて、自由に書く。
消さない、残さない。
思考を紙に書き出す、書き出す事で自分の言葉に変換・定義し、ジャッジする事が出来る。
ブレーンストーミングKJ法に似てる気がした。
書いてみて解る事もある。
厭な事を笑い飛ばす事も出来るし、違う見方をして「良くないと思ってたけど、こういう良さもあるよね」と気づく事も出来る。
悩み、ネガティブを分解する・・・って、スーパーポジティブだなぁ。
そして「必ず捨てる」というのがええやん、と思った。
此の本を読みながら、バーッて実際に書いてみた。
書いたのを後で見たらすっげー恥ずかしい。。。
「恥ずかしい」って思っちゃうとちょっと委縮してしまう、でも書いたのを捨てちゃうのであればあんまり恥ずかしくないかも。
兎に角自由に書く、書いて知って捨てる。
自分の中に自由を持ち、その自由を育てる。
確かに最近は自由に書けなくなってた。此れでもな!
書いたなら見て貰いたい、でも「見られる」事をちらっと意識しちゃうと「ちょっとこれはよろしくないかな」控えめになってしまう。
自分が面白かったら良いのだ、まずは。

読んだ人の心を揺さぶる「物語」・・・はてなブログに求めてるん、此れだ!
ブログに関する自分の中のモヤモヤ自体を、自分で書き捨てて言語化する前にフミコさんに形にして頂いたような気分である。
自分が面白いなぁと思う人のエントリって、文章も書き方も全部自由だ。
アフィの為に書いてますブログの人も読めばいいのに。
「書いたよ」通知をツイに流したらたまにイイネが付く、どんな人かな?と思ったらPVだ稼ぎだブログ書かなきゃ!ばっかりであんまり楽しそうじゃない、なのでエントリ読む気しないんだよなぁ。
そういうの見て自分が感じた事、思った事を書き捨てていけば、わたしの文章のブラッシュアップには使えるのかもしんない。
そもそも、自分は「物語」を書けているだろうか。
良くも悪くも面白いと思う事をダーッと書いてはいる。

どうでもいいニュース:
DMで互助会持ち掛けてきた人(禁止だし不要ですよと断ったらブロックされた)、続いてんのかねぇ。

超弦領域

昨日帰宅した時、ドア開かないから鍵掛かってんだー、と鍵出そうとしたら家人が中から開けてくれた。
っていうか鍵掛かってなかった。
其れだけなら只のうっかりさんなんだが、昼休みに「呪術廻戦」の起首雷同編読んだとこだったから怖い。
八十八橋には行ってないから大丈夫な筈である。

「超弦領域 年刊日本SF傑作選」(大森望日下三蔵編/創元SF文庫)読んだ。

2008年のSFアンソロジー
小説・漫画だけじゃない、短歌もエッセイもある。
SFの幅広さを改めて思い知る。
面白いのは面白く、そうじゃないのは其れなりに。
・ノックス・マシン/法月綸太郎
読んでみたいと思ってたとこなんで丁度良かった。
上手くいってたのになぁ・・・。
他のタイムスリップした人どうなっちゃったんだろ。
・全てはマグロのためだった/Boichi
ガチでトンチキなSF漫画。
マグロの為に其処までやるのか。
めっちゃ面白かったんで他に無いかな・・・とググって「Dr.STONE」の作画の人と知る。
まじかよ。びつくり。
絵のタッチが違う気が。
アフタヌーン」ぽい感じの絵である。因みに「モーニング」に掲載されたっぽい。
道理で作者名でググろうとすると検索候補にするっと出てくる訳だ。
・分数アパート/岸本佐知子
分数アパートって、そういう意味か。約分しちゃうのね。
よくわかんないまま約分されちゃうの怖いな。通分は無しか。
岸本さんの作品ってほわほわしてるのに怖い。
こないだのはディストピってんのにほわほわしてたし。
ていうか作品前の大森さんのコメントが2008年飛び越して今しっくりきちゃってやだー。
・笑う闇/堀晃
梅田ダンジョンの方かー!
「笑う闇」は漫才SF。
ロボットと漫才をした漫才師が語る、ロボット漫才プロジェクトの最初から最期迄。
笑いの為だったら其処までやるのか・・・すげえな。
流石芸人。
シロー師匠の芸をゴロー師匠がロボットのシローに叩き込んだら、そりゃ相性バッチリやと思いますわ。