社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

零號琴(単行本版)

前回。
sociologicls.hatenadiary.jp
連載版の直後に単行本の方を読めた。

開府500周年で復元・演奏されるのが零號鐘だったのが美玉鐘になる、登場人物名が変わる等の微妙な違いはあるが、首都・磐記ごと楽器になるとか街全体で假劇が演じられるとか、ワンダの假劇が始まるとこ辺りまでは大きく違ってはいない。
その先は、全く違う。増えてる。
(しかし「結構読んだよなと思ったらまだ25%もいってない」と思った箇所がだいたい同じ)
假劇部分の描写が細かくなり、より色鮮やかになっている。
トロムボノクの過去とか、「そういえばどうなったんだっけ?」と思ったとこも物語にがっつり食い込んでいる。
ラストは連載版の方が好きかもしれない。
さっぱりしているけど、トロムボノク達も美縟びとも物語が続いていくんだなー、という感じで。
連載版の感想で「世界が崩壊する美しさ。」と書いたが、それがより強いのが単行本。
「飛さん読んでるわー」感があって、これはこれで好き。
あと、音として聴きたいなぁと思ったのは連載版。
視覚的には単行本の方が美しく感じた。

「あしたもフリギア!」も単体で見たい、というかアニメ化しませんかね。