社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

セックスマシーン!!結成25周年イベント「明日への活力!!」~大人は最高編~ ゲストバンド:怒髪天 at 神戸VARIT.

セクマシ!!と怒髪天の対バン観て来た。

怒髪天は「グラン・ヴァカンス」あかんまじでやばいって口走りながら「ラギッド・ガール」買いに走って一服してから観に行って以来だと思う、とすると5年振り位。
久し振りに怒髪天観たかったし、セクマシ!!は新コロ禍を知恵と工夫で乗り越えたバンドとしてちょいちょい関西ローカルニュースやネコフェス配信で観ていたが、一度生で観てみたかった。
ゲストボーカル*1したかった。
何よりVARIT.行きたかったん。
新コロ以降行けてなかったハコなので。
「ライブハウスジャッジメント」の時はVARIT.に追い課金した位だからな・・・当時ZaikoのシステムがKUSOで返金で大変御迷惑をお掛けしたが。


ドラムが観易い位置を確保。
開演時間となり、モーリーが前説で登場。
既に客席のテンション高い、其処を更に上げてくれはった。
尚、ジーンズはノーダメージだった。

怒髪天

男祭SEは健在である。アガる!
櫛投げないんだ・・・と思ったら1曲目の途中で投げてはった。
ドラム始めてからは初めてかも、怒髪天観るの。
今迄だいたいギター観てるやん、そんで気が付いたら兄ィすげえ・・・ってなってるっていう。
ドラムに注目すると、坂さんめっちゃかっこいいな!
怒髪天は曲がドーン!としてるけどギターが細かい、しかしドラムもあんなに細かいとは。
「クソったれのテーマ」とかびつくりである。
怒髪セッションのドラマーさんが「難しい」って仰ってたのを理解する。
右手すげえ。
「酒燃料爆進曲」が3曲目で早かった、最後のサビ前の坂さんが「おめでとう」。
猿!*2とか開成!*3ではなかった。
其れにしたって、怒髪天がこんな染み方する時代になるとは思わなかったよ・・・と「令和(狂)哀歌~れいわくれいじぃ~」聴いてて思う。
マジで「明るい明日を歌わせろ」だわ。
MCではセクマシ!!に「おめでとう」と言い、スタクラで一緒にやって以来・・・という話をしはる。
続けて来たのは辞めるタイミングを失ったから、こんなに楽しい事。
何故売れないのか・・・其れはバンド名、自分達もそうだから解る。
頭良い奴が考えてセクマシ、或いは全く考えずに付けたか。
しかし全力で演ってはるのは観ていて解るけど、「あの世見えたからMCやって」「仏様見えた」とか洒落にならんから止めて(泣)
お元気だからそういう自虐的MCで笑わせられるんだけどさ。。。ほんと洒落になんないじゃん今年。。。
友康さんは用意してくれた吉兵衛のカツ丼が嬉しかったそうである。キラッキラの笑顔で語ってはった。
兄ィ「よく覚えてるな」
「オトナノススメ」のギターソロはめっちゃ音動くけど、ギター人にとっては案外難しくないやつですねわたし学びました。
・・・んなわけないじゃん。
其の儘てれてれ動いてた、両手動くだけじゃなくてフレット上を上下左右縦横無尽、である。
すげえ、昭和からバンドやってる人はちがう。
最後は「ド真ん中節」。
セクマシのど真ん中を行け、と。

セックスマシーン!!

頭良さそうな入場SEである。ツァラトゥストラのアレ。
登場するなりモーリーのテンション高い。
怒髪天がおめでとうって言ってくれたから」
SEの時点でおかしくなってたそうである、何ならリハから。
人を羨ましがらせちゃいけないけど、そうさせない方法がある。
みんなをメンバーにすれば、みんな「おめでとう」って言って貰える・・・というようなMCからの「サルでもわかるラブソング」。
おーれーおまーえすきーすきー!
此の曲ならわかる、一時期ラジオでめっちゃ聴いてた。
しかし一曲しか解らなくてもゲストボーカルしていいのだろうか。
・・・大丈夫だった。
そんなつもりじゃ無いのに、初めてで知らないのに、明日仕事だし明後日ドラムレッスン&おデエトなのに気づいたらゲストボーカル参戦して腕ぶんぶん振ってた。
明日明後日の事なんか知るかいな。
「声出せー」って直接言われるより、歌・演奏・MCでそういう気持ちにさせろと予々思っていたが、まさに其れな!
人生であんなに「ネクラ!」って歌う事もなかなか無いだろう。
ゲストボーカルみんな「音楽好きネクラ」だそうだ。
そんな感じで曲とMCが間断なく続く。体力凄いな。
シールドうんと伸ばしてステージから離れるのも知ってた(ネコフェス配信でチキンジョージから生田神社まで行ってるの観た)、結構早いうちに客席降りはったな・・・と思って気が付いたら2階の柵んとこ居てはった。
ウォウウォウ歌ってたら気づいたら「サスパズレ」!
みんなで合唱出来る曲、だったか。
因みに○○ギター!は「仏様ギター!」「高速ギター!」だったか。
詳しくは動画参照。


怒髪天どなたか出てきはらへんかな?と思ったら友康さんがひょっこり顔出してはった。
ノリさんも居てはったかな?
吃驚してモーリー落っこちたらどうしようかと思った。
そういえばあんな感じのレスポールを友康さん弾いてはったよなぁ「サスパズレ」ぴったりやん!と思ったら実際同じTOKAIのレスポールだったそうである。
其の儘2階奥の手摺のとこまで来て歌ってまた真っ直ぐ戻って行かはった。
「バンドを続けてきたから会えた」、確かに。
KINDAMAでは「PAN復活させ隊」として出演するそうだ。
雨乞いみたいな感じでライブやるとの事。
其の他、パンイチでドラム叩けるもんなんや、ベースの人腕にガムテ巻いてはったけど、リストバンドかなんか切れたんだろうか?等と思いながら観てた。
演奏めっちゃ凄い。手数とか速弾きとか。

都合でセクマシ!!観たのは途中迄だったけど、十分楽しかった。
こういうみんなでわーっと歌うのは未だちょっと怖い、でもこうやって少し”日常を取り戻した”ような感じが増えて行くのは嬉しい。
安心は出来ないけどね。
あとセクマシ!!も怒髪天も、ああいうバンドスタイルだからこそ新コロだの何だのを知恵と工夫と音楽とパワーで乗り越えて来られたのかも、だ。
駄目って言われたウェーン(同情誘う)じゃなく、あれが駄目ならこうしてやれ!わろたれ!を出来る柔軟性と強さがある。

どうでもいいニュース:
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とか呟いてたらオフィにバレた。

*1:観客の事を「ゲストボーカル」と呼ぶ

*2:セクマシ!!の曲で「サルでもわかるラブソング」というのがある

*3:モーリーが灘高出身