社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

THE BACK HORN「KYO-MEIワンマンツアー」~REARRANGE THE BACK HORN~ at Billboard Live OSAKA(2部)

久しぶりのビルボード大阪である。
何とか2部のカジュアルシートが取れた。

友人が「お品書きかと思った」って言ってはったが、出演者一覧だと或る意味お品書きなような気がする。

1部の退出と2部入場待ちで出入りする人々を見ながら、バンドTシャツをあんな風にお洒落に着こなせるの凄い、と思う。
和装にブーツ・靴ってかっこいい。
普段から着物を着こなす人間でありたかった。

入場して、オリジナルカクテル「Days」のノンアル版をいただく。

「普通に美味しい」「大丈夫」「マニドリではない」という感想ばかりなのが面白い。
我々、メンバー考案のマニアック・ドリンクに鍛えられてるから・・・チューブ生姜や固形物が入ってない、癖のあるウイスキー使う、そんなドリンクではなかった。
さっぱりしていてほんのり甘みもあって、美味しい。
ライブ中にちびちび飲んでいたが、そうすると段々ミント水みたいになってくるかも。。。
カジュアルシートだとドリンク注文がセルフ(直接バーカウンターで注文して入場時に貰ったドリンクチケットの差額を支払う)だが、却って早く注文出来てよかったかもしれない。
カクテルは出来上がり次第席まで持って来てくださるし。
スナック類注文してはる方はあったけど、メインディッシュ系が注文出来たかは不明。
抹茶のバスクチーズケーキ食べたかったなぁ、でもDaysの注文で精一杯。
怒髪天観た時に「一度でいいから、あの席で観てみたい」と思っていた席の後方だったので、びつくり。
以下、思い出し都度ぬるぬる書き足すかも。
ネタバレ厭ーな人は後日。







定刻に客電が落ちると共にランタンが灯る。
上手側客席通路を通ってメンバー+曽我さん登場。
「冬のミルク」で始まる。
CD・音源で聴き馴染んできた所に生演奏だったからかもしれないが、最初に聴いた時の「?」が「!」になった。
大人の余裕もありつつ、瑞々しさが漲っている。

マツのドラムのチャイナばーん!とか両手でシンバル叩くとかは通常営業だけど、スネアを連打する事でシンプルにしていたような気がする。
スネア連打で緩急付けると、あんなに表情豊かになるのか。
曽我さんの演奏は、ギターに添ったりふわっと分かれたり。
ピアノやオルガンで渋いかと思えば、がっつりデジタルな音だったり。
其の塩梅が見事過ぎる。
桑田夫妻(特にハラ坊)に絶賛される訳だわ。
どんだけ引き出しがあって、インデックス化されてするんと出て来るんだ。
「罠」はピアノが増える事で、一層怪しくなりましたな。
ついでに姿勢が良い。凄い。
ギターは山さんががっつりバッキングを弾いて、栄純は一緒にバッキングしたりオブリ弾いたり。
「ファイティングマンブルース」のソロ回しでギターヒーロー立ち上がる!めっちゃかっこいい!
「羽根」のシャンシャンはREARRANGEでも栄純担当である。ですよね。
山さんは弾き語りのあの勢いである、ビルボード大阪ならマイク無しでも隅々まで届くんではないだろうか。
光舟は流石にビリー・シーンばりばりではなかったけど、


ビリー・シーンから受け継いだソウルは感じた。
今度「REARRANGE~」のベースを重点的に聴いてみよう。

マツに「如何ですか前の皆さん」と言われて光舟が「一緒だよ」とツッコミを入れる。
確かに立ち位置等は一緒である。
でも客席が近いそうだ。
最前列だと山さんの色々飛びそう、で「山田ドレッシング」と言われていた。
逆に最前列だと「もし自分が気づかないうちに何か感染してて、うっかり山さん達を感染させてしまったら・・・」って心配になりそうである、今なら。
1部の時、光舟はハンバーガーを食べてる人が見えたそうである。
曲の合間にふと見ると食べ進んでいるのが見えたり。
食が進むのは良いライブだねー、と。全体的にいつも以上にMCがほのぼのしてる気がする。
その流れで「乾杯!」。
あと、横から観られるのが新鮮だったらしい。
普段ステージ真横に客席無いもんなぁ。
下手側だとローディーの大ちゃんが一番近い、という。
松「後ろから見られるの怖い」
光「弱点か」
真横からだと普段見られないドラム・キーボードが見やすくて良いと思う。

本編最後の「Days」は今迄気づかなかったモノが見えたような気がした。
上手く言えないけど、「こんな歌だったんだ」と改めて思ったというか。
ライブで演奏される事で解像度爆上がりしたのかな、自分の中で。

アンコールは「サイレン」
普段でもアンコールに「サイレン」やる事が多いような気がするので、「成程」と思う。
改めて聴くと、緩急凄いな。
今年後半のライブの告知等。
アツく、を1部では暑苦しくって言ったとか・・・間違っては無いと思う。
この編成でも「サイレン」激アツだったし。

落ち着いて観られるのが大変ありがたい。
またビルボード大阪でTHE BACK HORN観られますように。