社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

水魑の如き沈むもの

今更ながら「舞い上がれ」観てなかったのを悔やんでいる。
少なくとも大河内教官登場してからは観るべきだった。

「水魑の如き沈むもの」(三津田信三講談社文庫)読んだ。

刀城言耶シリーズ。
奈良の山奥の村と雨乞い儀式を巡るミステリー。
死人出る迄が長い。
其処からは一気に死ぬ。
他の作品とリンクしてるのか?と思ったら「厭魅の如き憑くもの」だった。
以下ネタバレ有り。





だから正一の述懐だったのか。
正一の語る戦中戦後の話と刀城言耶が波美地方を訪れるタイミングの時間のずれによるミスリード、或いは叙述トリックかと。
・・・と思ったら。
其処から更に一捻り二捻り。
水魑様も「ええ加減にせえよ人間共!」だったのかもなぁ。
刀城言耶の子孫辺りに、また波美地方で事件起こりそうだなぁと邪推。