社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

万感のおもい

犬に「マテ!」をやらせるのだから、人間だって「マテ!」するべき時はある。
あゝお腹空いた・・・休憩時間までマテ!

「万感のおもい」(万城目学/夏葉社)読んだ。

万城目さんのエッセイ。
文庫待ちする心算だったが、スタンダードブックストアの通販でサイン本を購入。
何かに似てると思ったら、ええとこの料理屋のお品書きである。
横に長いのだ。
此れは単行本で買って良かった。

「ザ・万字固め」「ザ・万歩計」のようにふうわりとして突拍子も無くてほんわかしてほろりとする、目の付け所に「おお~!」となる。
でも其れよりもっとダークなのは時代の所為だろうか、どうなんだろう。
「色へのおもい」は五月から1年間、ひと月ずつ色で表現していく。
京極先生のエピソードがいいな、そして「紫」って一瞬「へ?」となったが腑に落ちた。
京極先生といえば此のエッセイにばんばん出てくる。
「パーマネント新喜劇」ってそういう経緯で生まれたのか。
京極邸だとボードゲームする余裕ないんでは、色んな本がありすぎて。

「人にやさしく、自分にもっとやさしく」は心のひだひだの何処かに隠し持っておきたい言葉だと思った。

しかし「やろうと思えばできるかも」が「無限の可能性」なのなら、まだ自分にももうちょっと「無限の可能性」があるのかもしんない。
・・・もうちょっと限度を考えた方が良いように思われる。

どうでもいいとは言い切れないニュース:
スタンダードブックストア行きたい!
本に沿えられたお手紙の癖が強いんじゃ〜、だがそれがいい