社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

いのちの車窓から

未だにセブン/ローソンのどちらがカフェラテ/カフェオレなのか怪しい。
好物なのに。

「いのちの車窓から」(星野源/角川文庫)読んだ。

電書で読んでたけど、すっかり抜けていた。
やっぱり紙で読む方が自分には向いてるらしい。

取り留めのない日常、ミュージシャン/俳優ならではの日常、日常に飛び込んでくる面白エピソード、ふわふわと漂うような妄想。
音楽をやる事、自分の音楽をめいめいに楽しむ姿を見る事、そういう喜びがいのちの車窓から見えるようだ。
細野さんも嬉しかっただろなぁ、星野源みたいなフォロワーが居る事。
怒りもあるけど。
ちぎれるパンとか・・・怒りというよりツッコミですな。
星野源や彼に関わる人達の心はふかふかである。
一方でゲームに関する話等、残酷さも垣間見える。
穏やかに日常を書くのと同じ感じでさらっとそういう話も書く。
・・・そういうの大好き。好物。
何だろう、如何にも「こうしてやりたいんですよね」って感じじゃなく、「今日は朝ごはんにちぎれるやわらかレーズンブレッド食べた、この間のハマくん思い出しちゃってさ」ってのと同じ温度で。
そういうの映画・ドラマやお芝居でやんないかしら。観たいなぁ。
「源ちゃん可愛い(はぁと)」みたいな、嘗てのガチ恋さんみたいなのが全力でドン引きするような。
そういう人が「遠い未来に実現できるかわからない希望を嘯くのではなく、今、生きることを諦めないために、今日や明日に楽しみを少しずつ置いていこう。」(P.203-204)て今のバの字(特にマツ)が言いそうな事言うから、いいんだよなぁ。

「文章のプロとは、ありのままを書くことができる人ではないか」(P.192)とあるが、フィクションもそうなんだろうな。
脳内か何処かにあるフィクションを書く。
星野源から脱線して、そういう事を考えた。

どうでもいいニュース:
白紙や自社広告枠が無く埋まるよう、丁度よいページ数になるよう文庫版のあとがきがたっぷりあって嬉しい・・・けど、自社広告、見たかったなぁ。
関連しそうな本出すやろ?
大泉洋若林正恭の本が載ってそうだが、意外なような意外じゃない「ほほう」ってのが載ってたら面白いだろうな、と思って。