社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

ヒトデの星

久しぶりにバの字繋がりの友人達に会ってるとこにロックスターがお父上の作品としてキティちゃん柄の壺を持ってきはった。
練上じゃないのか・・・と思ってたら友人が300万でぽんと買った。
300万円一括すごいねぇ、と話しかけた辺りで目が覚めた。
多分縁起の良い夢。

「ヒトデの星」(北野勇作河出書房新社)読んだ。

昔話のように語り始められるが、未来の物語。たぶん。
どんなものでも作ることができる工場。
そして、ヒトデから作り出された男。
シナリオ通りに作業をしていたが、ある日其の”シナリオ”から逸脱しようとする。
そして語られる、あるモノを拾う話、世界を作る話。
「どろんころんど」「カメリ」とも通じる話。
でも「あの時のアレがコレか!」みたいにぱちーっと合う訳でも無さそう。
少しズレがあるような気がする。
其の差分が少し落ち着かなくて、でも此の世界を面白くしているような気がする。
同じ事象を話すにしても、人によってちょっとずつ違うやん。
そんな感じ。
何が幸せなんだろうなぁ、と少し考える。
今の生活を続けるのか、シナリオに沿うのか。
両方は選べるのか。
かなしくて、うれしくなる。

うまく説明出来ないけれど、泥の中で泥が見ている夢の物語。
だからか、読んでてとろんとしてきたのは。

「なんじゃソラリス」でふふっ、ってなった。
ソラリス」も読まにゃ。