社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

本のお仕事してはるマイミクさんが、読んだ本についてこまめに書いておられる。
それ読んで「面白そう、読んでみよう」と思ったらイイネつけてるんだが、mixiはイイネ一覧が無いのだった・・・何故メモしなかったんだ(泣)

「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」(Dain/技術評論社)読んだ。

そう・・・かな?
ていうか、この本自体がスゴ本である。
いい本、スゴ本に出会う為なら苦労も厭わない。多分苦労ではない、少なくとも”苦労”とは思ってはらへん。
その情熱がええよね。
凄過ぎてとても自分には真似できない・・・と思ったけど、実はそうでもなかった。
いい本に出会う為に人を探せ、とあるが全くもってその通りである。
何人か「この人が面白いと仰るのであれば、面白いのだろう」という人がある。件のマイミクさん然り。
人じゃなくても、此処で取り上げられていたら面白いのだろう、とか。
実際、この本を推してる方は多く、「あの人(って誰だっけ、色んなとこで見かけた)が推すなら良いのでは」と手に取ったのだった。
本の読み方について本の読み方指南的な本を読み解いてぶった切りながら説明するのが面白い。
速読、特に目次やら何やらぴゃーっと見て読んだ心算、みたいな本の読み方には容赦が無い。
より良く読む為に、書き方も知る。
読書案内ではなく本との出会い方、読み方の案内、だが単純にテクニックご開陳!じゃないのが良かった。

そうやって本の出会い方紹介しつつ本自体も紹介しはるという。おそろしい。
Dainさんのブログも読むけど日参しないようにしているというのに(ごめんなさい)。
「こんなに面白そうな、心惹かれる本があるのに、残りの人生で読める気がしない!」と絶望するに違いないからだ。
現に図書館で絶望したもんな。。。
それでも本を探し続ける。読み続けるのだ。

自分も、他の誰かがスゴ本を手に取るきっかけになってたらいいなぁ。
”書評”は書ける気がしないので(P.190で引かれてるように「何よりも、おもしろくなければならない」「巧妙に書かれなければならないし、関心を惹く個性を示さなければならない」等と考えるとめんどくさくなるやん)、「なーなーこないだ読んだ本面白かってん」「めっちゃクソい本読んだで」って誰かに言いたいだけで書いている。
その誰かだって、誰なのか自分にもよく解ってない。
それでも忘れた頃に自分で読み返したら「あほやなー」って楽しかったりする。
色んな本の読み方、アウトプットの仕方があるのだ。

どうでもいいニュース:
「あとで読む」は読まないようで案外読むもんである。ワシは。
「眠り姫」の城を覆ういばらみたく、時期が来たら道を開けるんよ。