推しを祝える、という幸せよ。
其れだけの信用を勝ち得なかった事が未だに悲しいです。
- 作者: 柞刈湯葉,田中達之
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2016/12/24
- メディア: 単行本
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工事が終わらない横浜駅がそのまま増殖しちゃったら・・・という話。
シリアスな背景ありそうだけど、それは置いといて。
Suikaを埋め込まれた人はエキナカ社会に居られるが、そうじゃない人は外に放り出される。なかなか厳しい環境である。
主人公は18きっぷを持ち冒険に出る・・・冒険してみたかったのと、ある使命を持って。
とはいえ使命ガチガチではない。
使命を果たして増殖を止めたが、それもゆっくり時間をかけて止まっていくようだ。
よくよく考えるとハードなんだが、何となくゆるーっとしている。
移動距離も結構ありそう。増殖した横浜駅の中だから、今とは距離感が違うのだろうか。
発想が面白いよなぁ。辻褄合わなさそうなとこもちゃんと設定されている。
何より出てくるものが魅力的。
崎陽軒のシウマイ弁当は出てきて欲しかった気もする。(個人的に横浜駅といえばシウマイ弁当)
それにしても、JR北海道の意図はなんなんだろう。
本州のレジスタンス的な人達やJR九州と手を組む心算も無さそう。
それは全国版で解るのかな・・・と思ったが、どうなんだろう。謎のままなんだろーか。