社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

業界の怪談 語り継がれる最恐の出来事

メルカリの値下げ要求に「『そんなん言われたら値下げしますわぁ』って思えるような値下げ要求してください、気に食わなかったらブロックします」って答えたらどうなる?

「業界の怪談 語り継がれる最恐の出来事」(夢プロジェクト/KAWADE夢文庫)読んだ。

飲食、不動産・・・色んな業界の人が語る怖い話。
此のタイトルだとNHKプレミアムでやってた「業界怪談」思い出すが、あれともちょっと違う。
だいたい「キャーッ!」で電気消えて、も一回点いたら心臓止まってるような。
そして因果応報的な。
もっと色々あるんじゃないだろうか・・・
本職の怪談作家のとこには色々集まってそうだ。
ご当地怪談の次は業界怪談とか!?
(既にあったような気はするが、ご当地怪談程多くない気が)
逆に此処に載ってる話を怪談作家の方々が書いたらどうなるんやろ。
少なくとも話の後の解説みたいなん無くてもいいような気がする。

あと「時代の波に乗り、IT業界は活況を呈している」とあるけど、そうなん?
IT業界もピンキリだしな・・・ってそれは何処の業界もそうか。
心霊現象より恐ろしいとこあるんちゃうか。

其れにしてもこのボリュームで700円越え(税別)はちょっとお辛い。。。

カモフラージュ

「カモフラージュ」(松井玲奈集英社文庫)読んだ。

肩書が「俳優」じゃなく「役者」となってて「へぇ」と思った。
今はだいたい同じ意味だけど、語源を辿っていくと違いがあるようだ。”所説あります”なので都度確認されたし。

話というかアイデアが面白い。
ラブホで逢う男の為にお弁当作る人とか、お父さんの後ろに真っ白なお父さんが何人もくっついてるとか胸のオレンジとか。
ただ比喩に違和感がある。
タイトルも「何でそうなるんだろう、もっと他に良いのがあったんでは」という感じで。
多分、自分とは言葉の感覚が合わないだけである。
あと話が面白いなーって思っても綺麗に“落ちて”こない。
もやんとしたオチなんだとしても、その“もやん”にこない。
オチが無いんだとしても、”オチが無い”に”落ちて”こない。
ぱっと読み始めた時は面白い、だが読むうちに「・・・お、おう」ってなって、そのまま。
一体何なんだろうこの感覚・・・と考えてるうちに読み終わってしまった。
やっぱり感覚が合わないんだな。
そんな感じで胸倉掴みに来たと思ったらぬるっと避ける。
目の前でぬるぬるしてるけど、ぬるぬるしてるだけで心を刺しにこない。
好き嫌い以前に此処まで「感覚が合わない」って意識させられるのも珍しい。初めてかもしんない。
違う意味で心揺さぶられる小説だった。

それにしても、朝作ったお弁当を夜食べるの、傷んでそうな。。。
「ハンドメイド」ではあるだろうけど手作り弁当はハンドメイドなのか。





いっそ荒っぽくて「芸能人はコレで作家で御座い!って出来てよろしゅうおますな」って言える方がスッキリしたかもしんない。(酷ェ)
でもそういうのは臭いで解るから最初から手を出さんような。
(割と芸能人の書いた小説読みがちだけど、某おわってちゃんやKAGEでROUな本は読んでないじゃろ)

ハコヅメ~交番女子の逆襲~ 別章 アンボックス

こないだから無茶突っ込まれたり「ご了承ください」ってご了承出来かねるわー!だったり緩急激しい。
そんな時に限って頭痛・・・バファリン飲んどきゃ落ち着くやつではある。
ナムサン!

「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」(17)「ハコヅメ~交番女子の逆襲~ 別章 アンボックス」(泰三子/講談社モーニングKC)読んだ。

ちょとネタバレしますよ。
個人的には17巻読んでから「アンボックス」かなぁと思う。

17巻読んだ後でドラマ化記念に美容院で1巻から読んでたんだが、改めて読み返すと大分町山警察署内の人間関係にフォーカスされるようになってきたような。
「雲上人の啓示」みたいなん好き。
てか、川合出世するん。
「ハコヅメ」って分かりやすく伏線張る時とまーーーーーったく分からないように張る時とあるから怖ろしい。
今後、モジャ巡って色々あるのかねぇ。
・・・と思わせて「え、そっち?」ってなるから怖ろしい。
「ネコシエイター」で和む事にしよう。山田仕事早すぎィ。

そして「アンボックス」。
このカップルって前々から出てた子らやんね?容赦無さすぎる。
そういえば最近カナさん見ないなーと思ったら、である。
17巻とも同時進行だったんですな。
本編でずっと出てきた”裏切り”、ってそういう事か。
警察官が自殺するというのは、”国民を守る警察官を殺す事”となるのか。。。
”裏切り”と聞いて想像していた事とは違っていた、だが確かに其れは”裏切り”である。
そして警察官になる理由は人それぞれなんだな。
正義って、何なんだろうな。

あとドラマの話。
1話をリアタイで観た。
漫画からいい感じにエピソードピックアップしてぎゅっとして交番での1日・・・みたいにする事で「ハコヅメ」はこういう話ですよ、と紹介する感じなのが良い。
漫画で身も蓋もなかったオチがめっちゃいい話になってたり。
「漫道コバヤシ」でドラマ化について出版社の方が話しておられるのを見て安易なドラマ化じゃないなと解ってはいたが、漫画のエピソードが上手く使われてるのを観ると安心する。
制服の牧高さん新鮮だなー。
モジャはもうちょっとモジャっててもいいかもと思ったが、まぁいっか。
「同期の桜」までやるっぽいな。
・・・と思わせて違うラストだったら見事である。そういうとこまで原作リスペクトなのか!?みたいな。
其処まではややこしくないか。

月まで三キロ

ブログもSNSも長く続けてると「あの人元気だろうか
」とふと思う時がある。
トラブルや病気が無く、生身生活が充実してる、単になんも書いてないだけなら良いのだが。
「もしかしてあの時のホニャララさんが今のホニャーさん!?」なんてのもあったりして。
だから怖いけど面白いのだ。

「月まで三キロ」(伊与原新/新潮文庫)読んだ。

SF的な話を想像していた(何故に)。
ファンタジーではなくて現実。
胸が少し痛くて、うんと優しい。
ドラマなんですよ。
巻末の対談によると、伊与原さんはずっと理工系の論文を書いておられたとの事、其の中で「意味が一つにとれるように」書いておられたそうだ。
万人にわかるように書く。
ふんわりしつつも情景がしっかりはっきり浮かんでくるのは、読者が誰でも”作者の描きたかったもの”を思い浮かべられるようブレないよう書かれてるからなのかもしれない。
「星六花」の主人公がどんな人なのか、顔や服等は読者に委ねられている、でもどんな考え方をする人でどんな風に生きてきたかは作者の意図がそのまま脳内に浮かび上がるのだ。

気になった話等。
・星六花
ええなぁ。
惚れたの腫れたの、ではない恋愛の物語。こういう恋愛もいい、というかこういう恋愛がいい。
作中に登場する”首都圏雪結晶プロジェクト”は実在して、冬になればTLに其の話題が流れてくる。
プロジェクトの陰で、色んな愛の物語があるのかもしんない。
天王寺ハイエイタス
ハイエイタスと言えば細美のみーちゃん、でもどちらかというとthe LOW-ATUSな感じの話。
ブルースギタリストだったらしい厄介者の叔父とバンドマンだったのを諦めて家業を継ごうとしている甥の話である。
叔父さんはギタリストを辞めるにあたり音楽に関する物を少しずつ捨てていった・・・んだが、其の話に至る迄も謎めいてるし、主人公の兄の「ハイエイタスやな」も気になる。ハイエイタスとは。何故ハイエイタスなのか。
此れだけゆるうっとぬるうっとしてる、でも一番好きだ。
此れ読む為に「月まで三キロ」をSFと勘違いしたんやろか、と思った位。
いいブルースやで。
・エイリアンの食堂
人類へのラブな物語。
男手一つで娘を育てるお父さんのやっている食堂に現れるプレアさんと、その娘・鈴花の話。
段段話のスケールが大きくなってくる。小さくて大きい。
鈴花も素粒子、宇宙を追っかけていくようになるのかな、と思いながら読んだ。
・山を刻む
いい話・・・だけど、此処からがすっげーめんどくせえぞ此の家族、って読後どんよりきた。
けど最後に打ち明けて「其れが母さんの決断なら」って受け入れられてめでたしめでたし、じゃないのが良かったのかもな。
とはいえ本編ラストに読みたい話ではなかったな・・・文庫版の特別掌編が山の話だから?
そういう意味で気になった話である。

どうでもいいニュース:
「山を刻む」に新田次郎の「強力伝」読め、と出てきて気になっていたら巻末の新潮文庫紹介(新刊・話題書のとこ)にあった。

槽洗浄

槽洗浄というものをした、というか現在進行形でやっている。
元元ベルメゾンの「いいことの素」シリーズの洗濯槽掃除クリーナーで月1で掃除していたのだが、数年前に販売終了してしまった。
かなしい。
洗濯槽クリーナーの為にベルメゾン続けてたのになぁ。
流石に拙いよなぁ、と重い腰を上げたのが少し前、ドラッグストアで液体の洗濯槽クリーナー買ってきて普通に洗濯で動かした。
出るわ出るわ。黴的な赤茶色の細かいやつ。
厄介なのが洗濯物について取れない事。
ベルメゾン使ってた頃は叩けば落ちた、だが今回は少少叩いた位では落ちない。
洗濯物干すのに時間掛かるし、叩いても落ちなくて洗い直す事も屡屡。
其れが何日も続く。ベルメゾンのやつの時は2日位で落ち着いていたというのに。
ほんまあのクリーナー終売したのが惜しい。

今度は錠剤のやつ買ってきた。
たぶん此れ。自分のメモとして貼っとく。

そんで槽洗浄モードで実行。
確か12時か13時に始めた筈である。
めっちゃ時間掛かるとは見ていたが、不安になるくらい時間掛かるな・・・。
改めてググってみると、11時間くらいかかるらしい。
動き方が独特、わーっと動いたかと思ったら音が止まる。
リビングに居ても聞こえてくるので「そろそろすすぎに入ったかな?」と思ったら沈黙している。
10年くらい使ってる洗濯機なので、槽洗浄してる最中に故障したんだったらどうしよう、と不安になる。
時間表示出ないしずっと洗濯のままだし。
不安なんで一時停止して蓋開けた。
中はあわあわ、そしてツーンと臭い。
文字通り”そっ閉じ”した。
21時過ぎて漸く残り時間”87分”と出るようになった。
夜遅くにすすぎやってうるさくてごめんなさい、である。
今後はもうちょっとマメに、朝から槽洗浄するようにしよう。

酸素系漂白剤でも良いらしいですな。
注水済んだとこで一時停止して、酸素系漂白剤投入。
月1でこまめにやるなら重曹でも良さそうだ。

最近の洗濯機だったら「そろそろ槽洗浄しよ?」ってメッセージ出すらしい。
すごいな。