社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

現代雨月物語 身固異談

家人の後厄が明けたのでお礼に行かな。
新コロが落ち着いたら・・・って落ち着く気配があんまり無い。
去年は7月にお参りしたのだった、其れよりは早くお参りしたい。

「現代雨月物語 身固異談」(籠三蔵/竹書房怪談文庫)読んだ。

冒頭の話、其処で著者に会うのも運命というか助かりたい一心が通じたのかな・・・てなんでやねん!
まさかお祀りしただけでいい事(しかも競馬で勝つとか宝くじが当たるとか即物的な)あるなんて思っててそういうご利益無いから文句言うとは普通思わんやろ。。。
そういう神仏と人間の関わりに関する異談。
スケールでかい。
特に「道祖神祭」。
此処で感想書いても大丈夫だろうか・・・という話である。
気になった人は直接読んでいただきたい、ちょっと説明しづらいけど凄いインパクトある話。
其処までしはるんか・・・と思ったが、神様だって真剣でいらっしゃるのだろう。
真剣だから「お前達は応えられるのか」を見ていらっしゃるのかな、と思った。
あとお願いして叶うのは当たり前みたいな人多いんだ。。。びつくり。
叶う力が強いという事は、無礼かました時も厳しい。
解ってはいても、紹介されている話は結構えげつない。

その他気になった話等。
・封印法
此の本の中ではほのぼのする話。
意図はどうあれ、描かれた絵を気に入って見ておられる、というのは”あやかし”に対して良い事だったのかも。
・置物
「やっべえなあ」とお父さんは気づかなかったのだろうか・・・其れが狙いか。
・継承試験
此の話も凄い。
拝み屋さんの継承に纏わる話。
もしかしたら神様が「お前はあかん、帰れ」って圧を掛けはったんかもなぁ、と思った。