社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

七怪忌

普段タイトルで釣りがちなブログで「まーた釣ってるよ」と思ったらそうでもなかった。
どちらかというと逆張り
実際には真剣に思う所を書いてはるんやけど、普段タイトルで釣ってる事が多いので「今回は逆張りで目を惹こうとしてんな?」と思ってしまった。
尚、そのエントリについては所謂“本人バレ”していた。ふーん、って。

「七怪忌」(最東対地/角川ホラー文庫)読んだ。

七怪忌 (角川ホラー文庫)

七怪忌 (角川ホラー文庫)

”えじきじょん”の人やね。なんかグロくて怖そう。
Web小説を投稿するも人気が出なくてモヤモヤしてる子と動画配信で生計立てようとしてる子の話。
小説家ワナビの方が通う学校に転校してきた金髪美少女と包帯ぐるぐる巻きミイラ男が「トイレの花子さん」呼び出してるのをワナビが目撃。
謎の美少女と”学校の七不思議”求めて動画配信するぜ!
・・・という感じで始まる。
ワナビに動画配信って今時やな、と思う一方で不良も居る。
不良って、今でもおるんや。
逆に今の中高生だと新鮮なんだろうか。
学校の七不思議は何時の時代にも、何処の学校にもある。
自分の通ってた小学校には花子さんプラス”花板さん”、中学校は荒れてて七不思議どころではなかったな。。。
高校は建て替えで入学時には新品同様だったんで特に無し、ただ学校見学で行った先の高校にはコレラの隔離病棟があっただの何処其処で遺体焼いてただのって噂があった。
閑話休題
何故そういう学校の七不思議だの学校の怪談だのがあるのか?というのが、此の作品で示されている。
なるほど。その解釈が面白かった。
「七怪忌」に関しては、七不思議だけで完結するのではなく、別のモノを呼ぶ(?)手段なのである。
美少女&ミイラ男はそちらを求めてる訳ですな。
ほんでワナビ達が巻き込まれる。(自業自得)
怖いというよりはドビャーって感じですな。あんまりグロくはない。
中高生が好きそうな感じのホラーである。
人気出たらオリジナル要素盛り盛りで映画化しそうな。

ところで此れってシリーズ化するんだろうか。
美少女&ミイラ男の謎がどうにもすっきりしない。
この先語られるんだとしても、あまりに内緒すぎやしないか、と思った。
どーやら同じ作者の違う作品とも関連があるらしい。
という事はそちらを読むか、今後別作品読んだら「あーそういう事か」とすっきりするのかな。

どうでもいいニュース:
読書メーター見てたら、同じ作者の違うシリーズの感想書いてる人があった。
コメントの続きで「七怪忌」について書いてあった。何故。