社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

魍魎回廊

日曜に首のツボ押してから目眩ぐるふわあっ。
そんな状態でライブ行って頭振ったらそりゃあもうぐるんぐるんさ。

「魍魎回廊」(千街晶之・編/朝日文庫)読んだ。

ホラー・ミステリーアンソロジーである。
京極先生は現代怪談シリーズなんだろ?
(というか「鬼談」とかのシリーズは”現代怪談シリーズ”と呼ぶのだな、確認してて知った)
と思ったら百鬼夜行シリーズから収録されている。
「鬼と云うのは都市のものですよ」で一瞬「鬼滅の刃」思い出して「めっちゃ山ん中じゃん」と考えたが、無惨はシティボーイ(?)しとるよなぁ。

面白かった話。
・雨の鈴/小野不由美
アンソロジーで読むのも何度目だろうか。
何度もアンソロジーに収録されてる、って事なんだが、何度読んでもドキドキするし最後ふわあっと安心して切なくなる。
・カルキノス/津原泰水
「水牛群」思い出した。
どちらも”幽明志怪シリーズ”で、他にも何編かあるみたい。
そんなに美味いのか・・・という話ではなく。
死者が蘇る系なのかと思った。
地元の人が”祟り”として商売にしなかったのは、最後の奴が居るのを知っていたから?
・冬の鬼/道尾秀介
日記を遡る形。
文章の色味が美しい。
読み進めると何があったのか解るが、逆方向から読み進めると「えっ嘘っどゆこと?」って違う方向から怖くなる。