社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

インド倶楽部の謎

「インド倶楽部の謎」(有栖川有栖講談社文庫)読んだ。

神戸北野の異人館街にあるインド亭で毎月行われる例会で、”アガスティアの葉”のリーディングセッションが開催された。
リーディングするのにそんな根掘り葉掘り聞かれるもんなん?と思ったら案の定怪しい。
そしてリーディングするインド人講師招聘したコーディネーター的な男、セッション参加者が殺された。
参加者が殺されたのはリーディング時に手帳に記された”死ぬ日”と同じ日付。
例会・・・”インド倶楽部”に集う人達もなんか怪しい、しかもみんな前世の記憶を持っていて、どーやら前世のインドでも繋がりがあったっぽい。
うわーわくわくする(おい)。
インド亭の主はインド的ショーが楽しめるクラブを経営していて、そちらではマジックもやってるのだ。

インド倶楽部周辺が相当トンチキ絢爛豪華だが、謎解き部分は案外オーソドックスである。
全然トンチキじゃない。
前世も絡んでくるけど。

三宮・元町・ハーバーランド周辺が細かく書かれている。
この本片手にふらっと歩いてきたくなった。
というか、前半読んだの南京町のお茶のお店である。めっちゃすぐそこやん。
作中に出てくる書店の店主が解説書いてはるん面白い。
うみねこ堂書林」の方が解説お書きなのは早早に見て知っていたが、作中にも出てくると思ってなかった。
それこそ店主いてはる時に「インド倶楽部の謎」買いたかったような。
でも新刊やで?あるかな?

どうでもいいニュース:
喫茶「一期一会」のモデルはどこじゃろな。
読む時想像した店は“元町のはずれ”じゃなさそうだし・・・