社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

小説講座 売れる作家の全技術

コンタクトの度数上げたので、自分の世界の解像度が上がった。
HEREワンマンの日ならKemperの液晶まで見えるのでは(流石に無理か)。
これでしっかりマツが観られるね!と思ったが暫く観るアテが無い。
スリーマンは2階からドラム観たいのでまだチケット取ってない。
これで1階すら取れなかったら悲惨極まりない。

「小説講座 売れる作家の全技術」(大沢在昌/角川文庫)読んだ。
大沢さんが編集者交えつつ実際に作家目指している人達を指導しはったドキュメントである。
懇切丁寧*1、だけど実行出来る人は少ないと思う。伝授してくださる内容を自分のモノにして実行出来たら苦労ないよなー。
というのが受講生の苦戦ぷりから透けて見える。
恐らく「こういう書き方をしよう」「こう狙え」みたいなノウハウは他にもあるかもしれないが、「デビューしたら後がない、デビューが遅ければ才能が枯渇して引き出しが空っぽになる前に死ねる可能性が高くなる」*2といった話とか編集者・他の作家との付き合いについては大沢さんだから語れる話だと思う。

気になったのが編集側の方々の話。
「新しいものが読みたい」「シリーズしか書けない作家はいつか限界がくる」と仰るけれど、今似たような話ばっかりに見える。
後宮あやかしほっこりごはんの嫁」みたいなやつ。
あと、この本読んでる時に、こういう話を見たもので。
kakuyomu.jp
作家さん、「こういう話を書きたい」って強い気持ちがあったと思う。
でもブラッシュアップする為にあーだこーだ言われてプロット直して、挙句「出版すべきでなかった」とまで言われて。
なんか矛盾するよなー、と素人は思うのである。

で、受講生の中からデビューされた方、新人賞受賞された方もいらっしゃる。
何方だろう?

どうでもいいニュース:
売れる売れないの話は散散されているが、ファンだって本を買う為にご飯抜く人もある的な、受け手側まで考慮してくださってるのは殆ど見ない。

*1:「天・地・人・動・植」で変化をつけろ、みたいな具体的なノウハウまである

*2:ってここだけ抜き出したら身も蓋もないな