社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲

金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲」(赤川次郎、他/角川文庫)読んだ。

金田一耕助が他作家のシリーズ世界に登場したり、すっかりおじいちゃんだったり、”キンダイチ”って出てきて推理してるからOKみたいなんだったり、色々。
じっちゃんの名にかけて・・・まで出てくる。ちらっとね。
正直金田一じゃなくていーじゃん、な作品もある。
でも全部面白いからいーや。
むしろ此処まで話を膨らませる其其の作家すごい。
其の位の技量が無いと、金田一耕助の物語を自らのものとして作品に出来ないんだろう。持て余す。
横溝正史も出てくるもんなー。
関口が横溝正史に出会う話はどっかで読んだぞ?と思ってたら、「陰摩羅鬼の瑕」からの抜粋改稿だった。
部分的に抜き出しても短編として成立するんだな。

小川勝己服部まゆみはまだ読んだ事無いので、また読んでみよう。
いよいよ蓮杖那智シリーズも読まねばならぬ。
そして久しぶりに読んだ栗本薫赤川次郎
思えば、親が読んでて家にたんまりある三毛猫ホームズシリーズが、大人向け(?)小説(小学校の図書館にある本やティーン向け文庫には無い小説)を読み始めたきっかけだった。
シリーズとは違うけど、今読んでもやっぱり面白い。

どうでもいいニュース:
此れ読み終わったとこで「ザルを3つ重ねても水は汲めない」の話をツイで見た。
「破れたイカキに血ぃ三杯」というのが出てくる話あるんよね。