社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

うさんごろとおばけ

頭とお尻が痛くて家ではうつ伏せになっている。
職場ではどうしたものか。

「うさんごろとおばけ」(瀬名恵子/グランまま社)読んだ。

かあさんうさぎがうさはちまんに願掛けしたお陰で満月の夜にふしぎな力を発揮する。
あじゃらか もくれん きゅうらいす てけれっつの ぱあ、で。
自分の妖怪というものとの出会いが「つよつようさぎが大波固めて食べちゃったり、つくもがみ打ち負かして百鬼夜行で担がせたりする本」だった。
(何年か忘れたけど学研の科学の夏休みの水木しげる妖怪大百科的な特集かな、と思ったけど其の前に読んでた筈)
幣束さんが付喪神の話をされていて、また思い出してしまい、読みたくなったのだ。

改めて読み返すと、太陽はどうしちゃったんだ、撃たれたとこ治ってから戻ってきたのか気になる。
かっぱは沼ごと逃げたのか?
ちっちゃい子とはいえおしっこされたらかっぱも困っちゃうし引率ちゃんと責任取ってくれや!だろうし、つよつようさぎにびつくりしちゃうよなぁ。
そして・・・ぬっぺっぽう、おる!
おんもらき!
児童書で陰摩羅鬼に遭遇するとは。
他の妖怪達もどことなく、かわいらしい。
でも対象年齢の頃だと十分怖いんだぜ、きっと。

あとがきでは柳田國男を読んでご覧なさいって紹介している。
鳥山石燕、土佐光信、河鍋暁斎も紹介してて、今の自分からするとなんてコアな!である。
其のガチさから生まれた物語だから子供の心を掴んだんだろう。

・・・ところで、大波を固めて食べちゃったり百鬼夜行したりする話が無いぞ。
逆におんもらきは「陰摩羅鬼の瑕」迄知らなかったぞ!
ちっちゃい頃には出会ってない!

どーやら昔読んだのは「おばけにあったうさんごろ」らしい。
残念ながら此方は復刊してないようだ、図書館の書庫にはあるようだが借りられるんだろうか。
借りられないなら、読みに行くか。
実家に未だ在れば良いが、絵本・児童書は全部寄附したらしいから無いかも。。。
まぁ自分ちに居たうさんごろが旅に出て色んな子を“おばけずき”にしてたら良いですなフフフ