社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

恐怖箱 厭福

進撃、何でcinemaちゃうん?
と思ったけど、其れで良かったのかもしんない。
と思える位、ヒグチアイの「悪魔の子」が凄まじい。
ラジオでちょいちょい聴くが、良いとかどうとかの判断超えるんじゃね?な良さ。

「恐怖箱 厭福」(つくね乱蔵/竹書房怪談文庫)読んだ。
怖いので書影無しです。
案外文章には癖が無いのだな。妙に「びびらしたろ」的なのが無い、其れが良い。
イヤァァァなんだけど惹かれて読んじゃうのは悪趣味なのか、読後のイヤァァァ具合・・・読んでる人に的確に想像させる見事さなのか。
てか、つくねさん滋賀にお住まいなの、そんな御年でいらっしゃるの。びつくり。
あくまでもつくねさんが聴かれた話は”お預かりした話”、なのだな。
丁重に扱われる、其れもそうだ、書かれているのはぞんざいに扱えない話ばかりである。

気になった話。
・助手
自分の元を去って他所行った人にも手ェ出しちゃうの。逃がさないよって事か。
まさか転職しても関わり合いを持つよう”引き寄せて”はったとか?やだ怖い。
・理想的な上司
心配が的中したって事か。
此れも全力で逃げないと”引っ張られ”ちゃうんだろうか。
・寝る風呂
マグネシウム豊富なバスソルトですね_φ(・_・
やっぱり”塩”なのかとは思うが、マグネシウムも効果あるのか。

其の他、どの話かは書かないけど怪異側も何らかの意図を持ってはるんやろな・・・ってのが幾つか。
怖い。
人間が利用しようとしてるっぽいがそういうのもまるっとお見通しというか思う通りになるかボケェとか。
「教育的指導」「かまぼこ」みたいな心温まるいい話もありますね。
(という感想はネタバレなのかどうなのか)

其の他、竹書房怪談文庫で読んだ色々。
・千葉怪談/牛抱せん夏
千葉、色々あるなぁ・・・広いもんなぁ。
・闇塗怪談 祓エナイ恐怖/営業のK
「使ってはいけないお金」怖い。民話のようでもある。
使った先もなんか色々ありそうで厭だなー。
ギターの話があったが、そんなとこにびっしり貼れるもんなんだろうか・・・逆に音悪くなりそうなんだが。
其処は”念”なのか。